雲間の朝日に想うこと


< 憂鬱を緩めて行けるでしょうか >


今迄の住まいと、
新たな住まいとを、
往復する度に。

口を吐いて出る、
其の言葉が。


何故に産まれるか。





其の解答など、
十二分に、
分かり切って居るから。



其の言葉が、
一つ、
一つ、
俺への刃と成るのだけれど。









其れを、
緩和しようとの想いか。

刃の先が、
少しだけ鈍った事を、
感じ取る。



きっと、
只の偶然で。


俺に対する想いの様に、
感じられただけだけれど。










 「憂鬱だ。」
 「小坊主と住むの憂鬱だ。」


姫の口癖が。

今日、
少し変わった。













 「小坊主と住むのが憂鬱なの。」
 「仕事に行くような気がするからかな?」









姫の職場の、
其の隣に、
居を構えたのは。

偶然では無いけれど。








きっと、
姫は気付いて居ないだろうね。



姫の職場が決まった日の、
丁度一年後が。



今日で。

其の職場の隣へ、
引っ越す日で在る事には。


2005年04月09日(土)


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History
2004年04月09日(金) 季節より大切な想いは無いのですか
2003年04月09日(水) 想いは守護神に成り得ますか
2002年04月09日(火) 望んだ未来が怖いのか





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小坊主
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