雲間の朝日に想うこと


< 季節より大切な想いは無いのですか >


春の暖かさが、
初夏の暑さに近づく頃が。

此の地に、
少々遅めの桜が届き、
人々の想いを魅了する頃が。


鬼門に値する、
時期なのだろうか。




 「小坊主なんか要らない。」


其の一言が産まれる土壌が。

想いの変遷の上位に位置する、
季節の変遷なら。



四季など要らぬ。



不謹慎にも、
そんな想いを描いてしまう。









隣に眠る、
其の愛しい対象が。

心地良さを、
提供してくれるから。


人は、
寄り添い眠りたいと、
そう願うのかも知れないけれど。



隣に眠る、
其の愛しい対象が。

自分の眠りを妨げる、
邪魔物ならば。



十二分に、
別離の条件に昇華するのだろうか。








姫と俺の、
距離が遠ざかる時期。

















抱き締める度に。
抱き寄せる度に。


 「小坊主、暑い!」
 「小坊主、なんか要らない!」


姫の不満が、
辺り一面に飛び散る。









 「今夜もパナウェーブ研究所にしちゃうぞ♪」


そう言いながら。

ふざけてシーツの中に、
無理矢理くるまれる。


そんな時期が、
もう届いてしまったのか。


2004年04月09日(金)


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History
2003年04月09日(水) 想いは守護神に成り得ますか
2002年04月09日(火) 望んだ未来が怖いのか





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小坊主
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