雲間の朝日に想うこと


< 外れる予感も無いのでしょうか >


人に因って。

其の感覚の確度には、
随分と、
違いが在るから。



其れが、
勘違いで片付けられる事を。

請うて了うけれど。






殊更、
其の感覚に優れた人故に。



隠しても、
隠しても。

絶望感が溢れ出る。





















 「私、頑張ってきたけど。」
 「もう直ぐ居なくなると思う。」
 「予感なんだけどね。」


あの子は。

暫く振りに、
確信めいた言の葉を綴った。




















唯、
待つ身の苦しさは。

所詮、
お互い様で。



次は、
今は。


自身で担うべき役だけれど。






















 「私が居なくなったのを知るのは。」
 「携帯が通じなくなったのが分かった時だと思う。」




















唯、
終わりを待つ身に据えられたのは。


始まりを待たせた故の、
業なのかな。





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References
 Jul.13 2016, 「自ら消せる内にでしょうか」
 May.28 2016, 「終着地を見据えられますか」







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2016年08月15日(月)


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History
2014年08月15日(金) 苦行の為の自立でしょうか
2007年08月15日(水) 何時の間に移り行くのでしょうか
2006年08月15日(火) 針が進んだ証拠でしょうか
2004年08月15日(日) 繰り返す事は進歩でしょうか
2002年08月15日(木) 安堵しても良いのですか



< 洋菓子係は委ねませんか >


淡々とした日々が、
積み重ねられて行く事は。

負の想いばかりを産み出す物では、
無いのだけれど。




唯、
繰り返す毎日は。



曜日、
日時。

徐々に、
徐々に、
其の感覚を奪って行く。















想いの有る無しに関わらず。




















 「ケーキ買って来たよ。」

 「ケーキ?」


一瞬、
あの子は戸惑いを浮かべ。



 「そっか、8月だ。」
 「酷いなぁ私。」


其処に想い至れぬ自身を、
責めた。

























 「お別れしなきゃいけない時も。」
 「お腹痛くて痛くてたまらなかったのに。」
 「今は毎日毎日お腹痛いのに。」



決して、
失いたくは無い想いを、

一瞬、
離して了う程。



其の身を、
削り続ける日々なのだから。















其れでも、
見失わない様に。

総て自身で抱えずに、
済む様に。



標が。

此処に居るんだけれどな。





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References
 Aug.14 2015, 「独り捕らわれれば十分でしょうか」
 Aug.14 2013, 「足並みを揃えて祝いませんか」
 Dec.24 2012, 「彩も違う組み合わせでしょうか」







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2016年08月14日(日)


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History
2015年08月14日(金) 独り捕らわれれば十分でしょうか
2013年08月14日(水) 足並みを揃えて祝いませんか
2012年08月14日(火) 禁句が幾つ見付かるでしょうか
2005年08月14日(日) 命を包み支える帯に成りましたか
2004年08月14日(土) 其の輪に負けぬ関係を築けますか
2003年08月14日(木) 俺は昆虫の様に振舞っていたか
2002年08月14日(水) 使えていますか





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