言の葉に宿す、 其の想いの在り様は。
一意的に定まる物では無くて。
言の葉を捉える、 其の解釈の仕方も。
一義的に定まる物では無い。
其れ故に。
言の葉の、 其の放ち方と受容の癖に、 応じて。
同じ言の葉の扱いを、 能う者と、 能わぬ者が、 生じるのだろうか。
「あのね。」 「小坊主には使って欲しく無かったの。」
あの子は。
ふと、 言の葉を捉えて零した。
そうね。
軽率な言い回しだったかも知れない。
「何時頃。」 「進める様に成るのかな。」
あの子の、 其の問い掛けに。
「何時か・・・。」
無意識に、 決意の言の葉で応じて了った。
---------- References Jul.17 2012, 「腹を括る言の葉でしょうか」
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