雲間の朝日に想うこと


< 苦行の為の自立でしょうか >


少しずつ、
少しずつ。

余力を、
掻き集めて置く事で。


降り掛かる禍を跳ね返す為の、
其の力が。

蓄積されて在る筈なのに。




渦中に飲み込まれた、
其の刻に。

何の役にも立たぬ余力なのだと、
気付かされる。










其れでも。






尽きる生の、
尽きぬ内は。

ひたすらに、
身体に鞭を打ち続け。



其の、
無力な余力の為に。

自身の一部を切り取って、
蓄えよと。





そう言うのだろうか。
















其れとも。





尽きる生を知るか否か。

唯、
其の一点だけの違いで在って。



本質的には。

何の違いも無いのだろうか。





















 「仕事決まったよ。」
 「退院も。」

 「そっか。」

 「治療が何も出来ないのに。」
 「入院を続けては居られないから。」
















まるで苦行だと言わんばかりに。

あの子は、
荒波の中へと引き返した。





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References
 Jul.26 2014, 「夢や目標は無力でしょうか」
 Aug.03 2014, 「何処に向かう断髪でしょうか」







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2014年08月15日(金)


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History
2007年08月15日(水) 何時の間に移り行くのでしょうか
2006年08月15日(火) 針が進んだ証拠でしょうか
2004年08月15日(日) 繰り返す事は進歩でしょうか
2002年08月15日(木) 安堵しても良いのですか





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