< 積み重ねる気が在るのでしょうか >
想いは。
必要不可欠な物には、 違いないけれど。
想いは。
決して、 解決の糧には為り得ない。
其れ故に。
互いの妥協点を、 探りながら。
一つ、 一つ、 想い以外の積み重ねを、 繰り返すのだ。
けれども。
其の積み重ねが、 常に、 振り出しに戻り続けるのなら。
其れは、 時間の浪費に他ならない。
「話したいんだけれど。」
泥酔した姫が、 覚束無い言の葉を吐き。
話しても、 話さなくても。
何時もの様に、 姫の爪に傷付けられて。
やり返しても、 逃げ出しても。
俺を悪者にして解決が図られるのだと、 溜息を付きながら。
「嫌だ。」 「酒が入って無い時にして。」
俺は、 諦めの応えを絞り出した。
既に諦めて、 開き直った筈なのに。
此れ程腹に据えかねるのは。
結局。
未昇華の想いが在る事に、 他ならないのかな。
---------- References Nov.15 2011, 「距離を望んだのは此方でしたか」
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2012年07月29日(日)
---------- History
2004年07月29日(木) 残した想いが在るからでしょうか 2003年07月29日(火) 想いに気付かぬ揺れでしたか
< 腹を括る言の葉でしょうか >
何度も、 何度も、 互いの想いを紡ぎ逢って。
永く、 永く、 其の刻が続く事を、 希いながら。
其の一方で。
其の刻が、 何時途絶えても良い様にと。
常に背中に、 断崖を背負いながら、 想い続ける。
相反する符号に抗いながら。
其の矛盾は。
互いの、 覚悟と信念を証する、 消せぬ想いで在る事に。
気付くのだ。
「また今度。」
其の先の照らす、 言の葉を。
一度も口にする事無く。
初めから。
そして、 何時でも。
「また何時か。」
あの子は、 そう言い残して背を向ける。
---------- References Jun.20 2011, 「最内に触れた証拠でしょうか」
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2012年07月17日(火)
---------- History
2009年07月17日(金) 真の価値は相対値でしょうか 2006年07月17日(月) 静かに過ごす夜の為でしょうか 2005年07月17日(日) 譲る気も無い日付でしょうか 2004年07月17日(土) 同じ阿呆なら踊るべきでしょうか 2003年07月17日(木) 相手の為に腹が切れますか
< 希う刻は違う物でしょうか >
初めから最期迄。
其の傍らに居続ける事など、 不可能だから。
少しでも、 僅かでも。
其処に、 自身を置きたいと希い。
時に人は。
其の願いを、 形に宿し委ねるけれど。
其の、 指し示して居る刻には、 差異が在って。
其れは。
想いの、 其の深さや強さとは。
完全に、 独立した要素なのだろう。
「年に一度じゃないけれど。」 「何時も傍に居ないんだったら返して。」
あの子は。
俺の腕に巻かれぬ、 対の革紐に、 宿した想いを主張し。
「うっかり薬で溶かしちゃったら不味いから。」 「安全で毎日見る机に結んで在るんでしょう?」
俺は。
其の非難の本質を、 態と、 逸らして応えた。
前を向いて居る、 其の瞬間こそ。
傍で見て居て欲しい、 其れだけなんだけれどな。
---------- References May.21 2012, 「稀も続けば縁に為るのでしょうか」
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2012年07月07日(土)
---------- History
2010年07月07日(水) 叶わぬ願いが在りますか 2008年07月07日(月) 想う空が見えて居ますか 2007年07月07日(土) 其れでも願いは叶うのですか 2006年07月07日(金) 渡れぬ川も一歩の証でしょうか 2005年07月07日(木) 未だ周囲は不安要素でしょうか 2004年07月07日(水) 火を消して終うのですか 2002年07月07日(日) 目覚めの声がもらえますか
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