雲間の朝日に想うこと


< 其れでも願いは叶うのですか >


年に、
僅か一度切り。

其の機会を、
必ず逃さぬ強固な想いに、
肖って。




此の手に在る、
願いを。

小さな紙切れに刻み込み、
希うのだ。





其れ故に。




貴重な機会へ、
決して、
戯れの想いなど混ぜぬ様に。

殊更丁寧に、
想うのでは無いのだろうか。












娘の、
冒涜された願いへ。

彦星と、
織姫が、
罰を下さぬか。



ふと、
怖れを抱く。








 「笑ってしまいましたよ!」

 「可愛らしい願いごとですね!」


保育園に飾られた、
娘の、
願い事を。

保育士の面々は、
嬉々して居るけれど。





















娘の、
貴重な短冊を奪い。






 「すまっぷのなかいくんがぱぱになりますように」
 「いたりあじんとけっこんできますように」


姫は、
自身の願望を刻み込んだ。






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2007年07月07日(土)


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2006年07月07日(金) 渡れぬ川も一歩の証でしょうか
2005年07月07日(木) 未だ周囲は不安要素でしょうか
2004年07月07日(水) 火を消して終うのですか
2002年07月07日(日) 目覚めの声がもらえますか





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小坊主
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