雲間の朝日に想うこと


< 火を消して終うのですか >


其の言葉が、
伝えられた時点で。

導かれる結論など、
既に決められて居るのだ。



敵は其れを、
本能的に理解して。


其の言葉を、
贈って来るのだ。






例え其処に、
違和感が残ろうと。

例え其処に、
噛み合わず擦れ違う想いが、
残ろうと。




俺には、
理由が無くなって終うから。














俺自身は、
俺の創った其の因に、
火が在ると主張し。

姫は、
規則に治まらぬ行為に、
非が在ると主張した。




姫の言葉は。


俺の想う火の存在を、
消し去って。

同時に、
姫の想う非など、
元々無かったのでしょうと、
ほくそ笑む。




















本当はね。

姫らしさに、
想わず、
笑って了ったんだ。









謝罪の言葉も求めず、
謝罪の言葉も無く。




 「許してくれないの?」



只、
容赦のみを、
要求して来たから。


2004年07月07日(水)


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