雲間の朝日に想うこと


< 相手の為に腹が切れますか >


発つ前の、
澱み荒んだ空気。

其の濁り加減を知りつつ、
もう一度、
無理矢理足を突っ込んだ。


避けて通れば、
無事に戻って得られた喜びに飲まれ、
抜け出せないから。


其の負の力を理解しつつ、
もう一度、
無理矢理足を突っ込んだ。



前進の為に。












 「貴女をどんな人か理解して。」
 「貴女とずっと側に居られる様に努力してるつもり。」


俺が口にした一言は、
自身が振り返る事を禁忌に陥らした、
覚悟の一言。




 「今までの自分を思い返してた。」
 「目が覚めた感じです。」


そして貴女が返した一言は、
互いが後退する事を禁忌と縛り付けた、
覚悟の一言。














一度口に出した事は、
其の後に変更出来たとしても。

一度口に出した事実は、
二人の間で消える事は無い。



 「今ね自分が変われるって気がする。」
 「頑張れる気がする。」


俺に言い切った貴女は。

そして貴女に言わせた、
俺自身も。







一方向に突き進む流れに、
身を沈めたからには。


どんな想いが其処に在っても。

課した課題を成さねば、
敗れ去るのみ。










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References
 Jul.04 2002, 「努力を続けて行けますか」


2003年07月17日(木)


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