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re-invention



 「ぼくもその中に入りたい」 y=0χは比例か?

授業の始めに、様々な思いを込めて生徒に語りかける。
自分のグラフの傾きをちょっと上げよう。
未来のある、時間のある君たちにとって、
その少しが実はすごい差になるのだと。

残り半分ほどの時間で授業を。

「比例定数が0のとき、比例といえるのか?」
という生徒の問いを考える授業を展開。
最初の意見はほぼ半分ぐらいに分かれる。
まずは比例する側の根拠を発表させる。
・表から、χが2倍、3倍するとyも2倍、3倍になる。
・グラフから、原点を通る直線
・式から、y=aχ のa=0と考えればよい。
これで勝負あったかと思いきや、
いつもあまり発言しない生徒の、
「教科書にaは0でないとき」と書いてあるから・・・という発言で、
一気に騒然とする。
5分ほど自由に意見を交換して、タイムアップ。

別のクラスでも、同様の問いが出て考える。



同様の話題が出ないクラスでは、比例定数が分数の場合に触れる。


グラフ用紙も、1を3等分した線を引いたものを用意。
こんなことが手軽にできるProjectorXは
フリーソフトながら秀逸なソフトだ。

前時の板書を授業を投影して示すのはいい。
クラスによって少しずつ展開が違うのをサポートしてくれる。
同じような授業を4クラス展開するのだから、
こうしなければ、こちらが主導する展開にせざるを得ないだろう。

分数が苦手な生徒達。
ここでもっと時間を掛けるべきなのかもしれないと思い、
時間のあるクラスでは本格的に。


放課後、生徒の振り返りカードを読むと、
やはり最初のクラスでの内容が生き生きとしていることが分かる。
決して多くの生徒が発言したわけではない(7人ぐらいか?)のだが、
全員が関わっていたことが伺える。























反応することを、大事にしようとする生徒が多いのはうれしい限り。
自分の授業スタイルがまた一つ広がってきた。

2007年10月28日(日) 自分の授業観も
2006年10月28日(土) 荒削りながら
2005年10月28日(金) スタンドアップの真価を問う
2004年10月28日(木) 涙のステージ部門


2010年10月28日(木)



 板書をするタイミングは

比例するのかどうかで、発言にぶれが出て確認する。
何を根拠とするのかの差。
小学校と中学校の定義の違いについて、理由を考える生徒もいる。



コの字型で、授業を進める中で気になるのは、
板書をするタイミング。
発言を板書をしていると、他の生徒は結局こちらの反応を見てしまう。
結果として発言者への反応は薄くなり、対話が生まれにくい。


分かったことを
共有する時間があることの大切さ。
生徒同士で、本気になって
確認し始めるクラスもあって面白い。
こういう状態を大事にすれば、
授業へのエネルギーも増す。







2007年10月27日(土) 幸せな時間
2006年10月27日(金) 輝き学級発表
2005年10月27日(木) 聴き取る力
2004年10月27日(水) キャッチボールの軌跡の美


2010年10月27日(水)



 2つの部屋しか通らない


このクラスでは、「全てに共通していること」という問いかけで、話を進めてみる。
まとまっているけれど、意外に広がりが見えずライブ感がないのは、
こちらの思い通りに持って行こうという意図が見えるからか。


このクラスでは再びフリーに指名して。
すると、グラフが第1,3象限にあるものと、
第2,4象限にあるものという2分類があることが出てくる。
(生徒の言葉では「2つの部屋しか通らない」というもの。)
授業を進める上での難しさと面白さを感じる。

遅れているクラスでは、グラフを書く作業を進める。

以前も書いたのだが、分数に関しては驚くほど抵抗がある。
0.5刻みであることと、1/2がつながっていない生徒もいる。





2008年10月26日(日) いい顔で
2007年10月26日(金) 問いの連鎖が始まる
2006年10月26日(木) 相乗効果で
2005年10月26日(水) 自信から確信へ
2004年10月26日(火) 虹は二次曲線!?


2010年10月26日(火)
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