< 何時か満ちて終う物なのでしょうか >
其の容量は、 如何にして定められるのだろうか。
或いは、 量に制限など無いのだろうか。
質を重視し。
高質な刹那を、 貪り尽くすのか。
幾度かの制動を、 操り。
永続を希うのか。
質と、 時の、 其の積が。
何時か、 満ちて終わないかと、 惑い、 恐れつつ。
容量など、 無尽蔵に紡ぎ出す物で。
今度は違うのだと。
何度も、 何度も、 真を想う。
疎の続いた、 其の、 想いを顧みて。
「本当はね。」 「離れて居ちゃいけないんだよ。」 「離れて居た期間が長かったから。」 「隣に居る時間は何倍も時間を費やさなきゃ。」
そう言うあの子に。
頷きながら。
身構えて了うね。
---------- References Apr.10 2011, 「逆向けの春風でしょうか」 Apr.17 2011, 「口に出しても良いですか」 May.04 2011, 「其の身体の因は何処ですか」
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2011年10月22日(土)
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2004年10月22日(金) 取り敢えずしておきますか 2003年10月22日(水) 何を残して消えたのですか
< 寄り過ぎては居ませんか >
好悪の、 其の情動を。
好悪の其の対象へと、 重ね、 例える事は。
自身の好悪を、 想いの先と共有する行為に、 資するのだろうか。
自身の好悪を、 強化する為の術だろうか。
自身の支柱や、 自身の想いの先を。
何処かに、 重ね逢わせる事で。
人は、 強く居られるかも知れないけれど。
「海って小坊主みたい・・・。」
あの子は、 俺をそう称する。
主従を入れ替えて迄。
其処に、 価値を委ねる程だろうか。
こんな、 汚れ澱んだ海に、 綺麗な想いを重ねて了うのは。
きっと。
危うい事だ。
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2011年10月09日(日)
---------- History
2007年10月09日(火) 拘ったのは何方でしたか 2005年10月09日(日) 記憶に残らぬ毎日でしょうか 2004年10月09日(土) 距離は恐怖の対象ですか 2001年10月09日(火) どんな気持ちの好きですか
< 問われて居ると気付けますか >
掛け違えた、 其の釦は。
後戻りして、 外して、 掛け治さねば為らないから。
一旦、 歩みを留め、 顧みて。
改めて、 石を積み始める。
其処には。
振出しに戻る、 覚悟と、 気力と、 意志が。
左右双方に、 同時に、 必須なのだ。
其れ故に。
何方か一方でも、 其処に、 想い至らない限り。
其の歪みは、 決して治される事無く、 残存し。
何時か、 総てを崩し去る。
互いが、 互いに、 治そうと希ったとしても。
戻る覚悟迄もが、 要るのに。
其処に、 気付けないのなら。
もう、 治す術など在ろう筈も無い。
「俺は一年以上お早うと言い続けたけれど。」 「姫は一度も返さなかったよね。」 「今言われて気付いたでしょ?」 「震災や仕事のせいで俺が変わったと想って居るでしょ。」 「間違ってるよ。」
絞り出す様に、 辛うじて伝えた其の言葉に。
姫は、 俺の言う事も尤もだと言わんばかりに、 頷いた。
其の程度の事に、 日々、 気付けないのだから。
姫と、 俺は。
もう、 掛け違った儘で進むしか、 無いんだよ。
唯、 崩壊を待ちながら。
---------- References Sep.13 2011, 「会話する気は在るのでしょうか」
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2011年10月06日(木)
---------- History
2005年10月06日(木) 少しは理解に近付きませんか 2004年10月06日(水) 日捲りを始めて居るのでしょうか 2002年10月06日(日) 俺の魅力は何処にありますか
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