雲間の朝日に想うこと


< 距離を望んだのは此方でしたか >


極微弱な信号だとしても。

其処に、
受信の想いが在れば、
門は開かれる。


受け容れる想いが、
皆無なら。

何れ程、
莫大な想いを送信した処で、
伝達しないのだ。




其れ故に。




嘗ての自身の想いは、
少しも、
伝播せずに行き止まり。



今。

逆向きの想いの、
其の流れは、
滞るのだけれど。













自身が、
受信信号を遮断した、
其の瞬間に。

自身の弾く、
想いに、
鋭敏に為るのだろうか。



或いは。



送信されて来る、
其の想いを。

更に、
増強するような機序が、
在るのだろうか。



















 「震災後。」
 「どんどん離れて行ってるのがわかります。」
 「一生懸命やろうとすればするほど溝が深まる。」



姫から届く、
其の文に。


増幅された想いの、
其の、
強さを感知する。




















其の内の、
ほんの塵程度の欠片でも。

殻を閉じる前に、
見えたら良かったのに。





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References
 Oct.06 2011, 「問われて居ると気付けますか」
 Jun.19 2011, 「千切れた芯は結い直せますか」
 Dec.12 2010, 「一つの幹に為り損ねましたか」
 Dec.03 2010, 「余地は如何程在るのでしょうか」







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2011年11月15日(火)


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History
2009年11月15日(日) 正直は想いを遠避けませんか
2007年11月15日(木) 少しは興味を惹けるでしょうか
2005年11月15日(火) 遠慮も大切に温められますか
2004年11月15日(月) 寒さを半分貰ってくれるのですか
2003年11月15日(土) 見つめ直して居ますか



< 断薬代わりの束縛でしょうか >


其の、
想いの強さ故に。


時に人は。

他者の差配を、
総て簒奪しようとして、
想い誤り。




其の、
想いの強さ故に。


時に人は。

自身の差配をも、
総て委ね、
想い誤るのだけれど。








飽く迄、
個々で在り続けるには。

介在を許さぬ、
其の領域は、
失われては為らぬのだ。














其れ故に。





本来、
差配を及ばさぬ筈の、
範囲迄も。

差し出し、
握る行為は。




恐らくは。

剥き出しの刃を丸飲みする、
覚悟を強いる、
振る舞いなのだろう。




















 「小坊主が私を尊重してるのも知ってるけれど。」
 「私は誰かに支配されるのも嫌だけれど。」

 「うん。」

 「遠距離の間か。」
 「私が復活する間だけでも良いんだけれど。」

 「分かった。」



あの子の、
きっと苦し紛れの言の葉を。

無条件で飲む。




































 「私をとことん束縛してみない?」
 「自分が何やるか分かんない不安が漠然とあって。」
 「止めたらより駄目って言われた方が。」
 「今の私には良い気がする。」


自身の、
乱れ勝ちな感情を
御す為に。

あの子は、
自身の信念を捨て、
俺の理性を要に据えた。






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2011年11月14日(月)


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History
2005年11月14日(月) 擦り付ければ気が済みますか
2004年11月14日(日) 其の挨拶は悪戯なのでしょうか
2003年11月14日(金) 其の形は俺でしたか
2002年11月14日(木) 望む物は何ですか
2001年11月14日(水) 慎重になってはいけませんか





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