何故に。
何の脈絡も無く、 否定的な問いばかりが、 先行するのだろうか。
お互いに。
距離を隔てた繋がりを、 何度か、 経験した事が在る筈なのに。
二人の間に。
距離を隔てる繋がりを、 初めて、 要求されるかも知れないからか。
単に、 相手の想いは自身へ届いて居ないと言う、 其の一点を。
何の推敲も無しに、 強調して、 出力して居るだけなのか。
「遠くに行ったら。」 「小坊主は、新しい人探す?」
姫は、 何時でも。
最初の問いに、 必ず、 其の言葉を据えるけれど。
もしかしたら。
其の不安を、 先に除去する事が。
其の先の、 心地好い夢物語に繋がる事を。
本能的に、 理解して居るのかも知れない。
「町田って何ある?」 「でも、都の区に住みたいんだよねぇ。」
「お台場が良いな。」 「毎日ゆりかもめ乗れるよ?」
其の後に続く、 非現実的で 非機能的な希望は。
実現が、 本意では無く。
只、 喜びと意思表示を表現してると、 解釈して。
間違い無いんだよね? |