雲間の朝日に想うこと


< 返るだけで充分でしょうか >


一年、
一年、
年を積み行く事の、
其の重みに。

差異が、
在るのだろうか。


其れとも。


個々の感度に因る、
唯の相対的な差で在って。

元々は、
等価に過ぎないのだろうか。







年を捲る度に。

其の問いと、
向き逢って視るけれど。

















直ぐに。

想いは、
魚信に応ずる言の葉を、
希い。


其の度に。

本質が、
誤魔化され埋もれて了う。























 「明けましておめでとう。」
 「また一つ年が進むよ。」


期待と、
諦めと、
混雑した想いに。














 「明けてた おめでとう。」
 「がんばれごめん。」


あの子は。

片言で、
必死に応えを寄越した。























如何すれば。

其処に向き逢う勇気と覚悟を、
持てるのかな。





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References
 May.24 2016, 「愚図な想いも力でしょうか」
 Jan.01 2016, 「年を越せたのでしょうか」
 Jul.16 2014, 「覚悟の意味を受け入れられますか」
 May.30 2014, 「もう一度忘れて終えば続くでしょうか」
 Sep.18 2012, 「見て居なかったのだと斬り付けるのですか」







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余命数ヶ月と告げられてから、
四年半近く。

希望と絶望と、
其の何方にも揺れ続ける日々に、
如何向き逢うのか。

何も出来ずに、
唯寄り添い続ける日々に、
意義は宿るのか。

真偽も正誤も分からないけれど、
目を逸らさずに。


今年も宜しくお付き合い下さい。


小坊主


2017年01月01日(日)


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History
2016年01月01日(金) 年を越せたのでしょうか
2015年01月01日(木) 諦めた新年なのでしょうか
2014年01月01日(水) 路筋の見付かる旅路でしょうか
2012年01月01日(日) 御目出度くは無い新年でしょうか
2009年01月01日(木) 本当は消したい場所なのでしょうか
2008年01月01日(火) 必要なのは其れだけでしょうか
2007年01月01日(月) 案外近くに居るのでしょうか
2006年01月01日(日) 印象に残る区切りで在りますか
2005年01月01日(土) 本心を探り当てて居るでしょうか
2004年01月01日(木) 腐れた縁に想いを託して良いでしょうか
2003年01月01日(水) 矛盾する想いは願えませんか
2002年01月01日(火) 始まりはいつも俺ですか





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