隣り合う一日の、 境界線は。
延びも、 縮みも、 しないけれど。
自身の意思や、 自身の想いを。
丁寧になぞり、 丁寧に確認する故に。
其の線は、 厚みを増すのだろうか。
暦と言う、 只の枠組みだけで。
此の日が、 其処まで想いに記される筈は、 無いのだから。
お互いの決め事を。
想いを新たに、 確認し合う。
「姫法第一条。」 「週三回はすること。」
「結構多くないか?」
「姫法第二条。」 「そのうち一回は、四回以上いかせること。」
「次の日、動けないって文句言わない?」
「姫法第三条。」 「そのうち一回は、先にいくこと。」
「強制するのかよ・・・」
姫の言葉に、 耳を傾けつつ。
決して笑わぬ、 其の瞳を、 じっと見つめ。
明かさぬ本心を探り、 想いを巡らせた。
来年も一緒に年を越せるよ。
其の言葉に、 鬼は笑うのだろうか。
姫の欲しい本心は。
きっと、 確実性に違いない。
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新年おめでとうございます。 ご挨拶が遅くなりました。 年明け早々に熱を出して寝込んでしまいました。 年末の寒波で体調を崩した様です。 みなさま、体調には御留意なさって下さいませ。
本年もよろしくお願いいたします。
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