過ごして来た、 幾度かの、 区切りの瞬間の。
其れぞれに。
何れ程の想いを、 宿し来たのか。
一つ、 一つ。
読み返す事は、 在るけれど。
自身の今に、 深く関わりを持つであろう、 区切りは。
宿した想いの、 質や量如何に因らず。
強く、 残存し続けるのだろうか。
其れとも。
宿す、 想いの強さが。
其処に、 反映されて居るのだろうか。
四十回、 或いは三十回。
其の内の、 僅か二度が。
互いに、 深く、 刻み付けられて居るのだと。
顔を逢わせる。
「寝た切りばかりで。」 「散々だね。」
「そうか?」
「去年は小坊主インフルエンザだし。」 「今年は。」
「去年より今年の方が。」 「前向きな寝たきりじゃん。」
外に、 出られぬ事を。
身体を、 動かせぬ事を。
姫は嘆くけれど。
僅か、 二度目の年越しが。
其れ迄の、 何十回もの年越しに、 匹敵するならば。
十分だと想わない?
---------- References Jan.01 2005, 「本心を探り当てて居るでしょうか」
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新年おめでとうございます。 今年は益々動きの在る年に成りそうです。 一歩一歩進める様にと想っております。 本年もよろしくお願いいたします。
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