例え打てば響く、 鏡の様な存在だとしても。
幾ら互いが、 酷似した環境下に、 置かれて居ようとも。
「此処迄行くと。」 「此れも縁かも知れん。」
「そうだな。」 「かなり腐れた縁だな。」
顔を見合わせ苦笑する。
鏡の表と、 鏡の裏と。
互いが何れか一方に回り、 常に呼応しながら、 自身を進めて行く事は。
もう無くなったのだと、 俺は観念した。
「実は。」 「別れ話になって。」
「お前もかよ。」
奴と俺の、 新年初めの挨拶は。
妙な具合だったけれど。
片割れの絆だけでも、 残って良かったと想った。
---------- References Dec.19 2003, 「想いを遮るのが想いでしょうか」 Dec.31 2003, 「二度目は何を想って居ますか」
---------- New Year's greetings.
明けましておめでとうございます。
此の日記も、 皆さんに公開する様になって、 二回目の年明けですね。 今年もよろしくお付き合い下さい。
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