決して、 回数に価値が在る訳では無くて。
其処に宿る想いの、 積分値や、 微分値に。
本来は、 意義が在るのだけれど。
お互いには。
積み重ねる期間の、 其の長さが。
案外、 馬鹿に為らない価値を、 有するのか。
生誕を祝う電信は。
例年と、 然程変わりの無いのに。
「今年も祝って貰えたぁ〜。」
殊更、 息の弾んだあの子の、 想いが返り。
ふと、 笑みが零れる。
違うか。
俺の生誕を祝う、 其の時には。
三人の宴なのに。
あの子自身を祝う、 其の時は。
何故か、 俺と二人での祝いに、 成るんだね。
---------- References Dec.24 2012, 「彩も違う組み合わせでしょうか」 Jun.21 2012, 「変わらぬ価値が在るのでしょうか」
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