雲間の朝日に想うこと


< 本心は望まぬ出来事なのですか >


確実に近い確信として、
何れだけ、
事実を感知して居たとしても。


何れの側から、
其の事実が齎されたかで。


意味合いは、
異なって来るから。




其の場に持ち込まれた、
一つ目の切っ掛けを、
軽く流して。



次に持ち込まれるであろう、
相手から、
本気の、
切っ掛けを。


じっと、
待ったのだ。









拒絶の意志は。

自身では無く、
飽く迄、
相手の側にしか存在しないから。



気付いて居ても、
何も、
魅せずに居たのだ。










其れ故に。








 「小坊主。」
 「嫌なんだけれど。」


其の切り口で。

此れから、
何が語られるか、
一瞬で察知したけれど。





語られる、
其の一言一言が、
何れ程、
本心に近いのか。

逆に、
裏返しの言葉なのか。



慎重に、
見極めねばならない。















 「生理来ないんだけれど。」
 「一週間も遅れる人じゃないんだけれどな。」
 「小坊主が二人も居るんだよ?」
 「嫌なんだけれど。」
 「籍入れなくて良いから。」
 「認知だけしてくれる?」
 「でも大丈夫だよ。」
 「もうすぐ来そうだから。」



限界迄、
姫は、
隠して居た心算に違いない。

月の悪戯が訪れそうだと、
感じたからこそ、
一気に語られた言葉だ。











姫は、
矢張り嫌なのだ。





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References
 Jun.16 2005, 「嫌だから陰性と言うのでしょうか」


2005年06月21日(火)


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History
2004年06月21日(月) 脱げる相手なのですか
2003年06月21日(土) 幸せ太りに変えられるでしょうか





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小坊主
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