2009年05月31日(日) |
五月終了、明日は手術
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赤、板、板、と金土日の三日間の輸血。いよいよ、明日は、人工透析のためのシャント作成手術だ。やっほい!なんだかハイだ。
六月を迎えるということは、今回の入院も12ヶ月目となり、当初から数えると25ヶ月に突入しようかという事態に君は気づいているのか?!
なっげーなーーー。ふぅー。
世の中は動いている。ブッシュも今じゃオバマだ。
安倍→福田→麻生に変わるんだぜ!幼稚園のチューリップさんがユリさんになるんだぜ!
ま、世の中が動いていようが動いていまいが、別次元で戦いは行っていたわけなのさ。どちらかというと、寂しかったよ…。生来、構ってちゃんだからね…。
さて、しばらく入浴禁止らしいので、今日は特に足裏を重点的にこすってみた。なので、足の滑りが快調だ。
よし、行くぞ。
インターハイ予選。 一回戦は、西新発田に快勝。二回戦の県央工業戦、接戦を演じながらも負けたらしい。 そこそこ出番があったようだけど、とうとう一回も生で見ることはできなかった。 ヤツの部活が終わった。
2009年05月26日(火) |
病棟で聴くビリー・ジョエル
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いつものように廊下を散歩していたんだ。遠くから聴いたことのあるメロディー(生歌)が聞こえてきたんだ。
♪おーーーねすてぃー ざさっちゃろーりわー えーぶぃーわん ぃず そ とぅー
そう。びりーじょーの Honety だ。
優しさなんかいらない 欲しいのは誠実さ… と彼の吟遊詩人は歌っていたわけだが、いったい、どこから歌声は聞こえてくるのか?
と、電話ボックスの扉が閉まっているのを発見!女性がうずくまって受話器を手に歌っているのが見えた。
うまい!遠慮がちに発声しているが、もしかしてプロ?しばらくその場で聴いていた。
If you search for tenderness It isn't hard to find You can have the love you need to live But if you look for truthfulness You might just as well be blind It always seems to be so hard to give
じゃん・じゃん・じゃん
ぉおーーーねすてぃいーーー♪
・・・彼女は、誰に対してこの切ない歌詞を歌い上げていたのだろう?
2009年05月24日(日) |
彼女教科書拡げてたとき…
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♪君の知らないメロディー 聞いたことのないヒット曲
10代後半の過ごし方には、いろいろあるけどさ、特に高校生活で何が一番思い出に残っているかと行ったら、やっぱり『部活』なんだよね、俺。
そして、いよいよ、来週はインターハイ予選。長男がこれまで頑張ってきた成果を見に行きたかったな。だけど、手術を控えて輸血を土日にやるので、残念ながら見に行けない。
思えば、長男の高校入学とほぼ同時に入院生活が始まってしまい、何もしてあげられなかったな。でも、父はなくとも子は育つっていうか、母や祖父母に見守られ、ヤツは、ホントに成長した。たまにしか見ないから、尚更そう思うのかもしれないけど。
大人になったと思う。
部活をやり遂げたこと、自分なりに相当努力したと思うし、毎日毎日積み重ねてきた成果が、パッと見の筋肉にも現れている。なんだか誇らしいね。
ユニフォームを脱ぐ前に、俺が見に行けるように、インターハイに出場するんだ!
諦めたら、そこで試合終了ですよ。
健闘を祈る。
2009年05月22日(金) |
身体障害者手帳の写真
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身体障害者手帳の申請に写真が必要なので、昨日、病院内にて妹に撮影してもらった。
写った画像は、確かに俺なんだけど、むくんでるなー。まぶた腫れてるし、頬がプニョだ。
ま、これが戦う戦士の顔というものなのだよ、諸君。
デビュー近し。
2009年05月21日(木) |
うるせぇばばぁ&くせぇじじぃ
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聴覚と嗅覚にダブルパンチだ! ボケの老女が叫びっぱなし。 ウンコ垂れの爺が同じ部屋にいる。 悪夢だ!
昨日は整形外科の受診だった。右肩の不具合があり、入院以来ずっと外来受診している。
実際、肩の動きは良くなってきて、たぶん、キャッチボールくらいならできるんじゃないかな。不具合の原因が根本的に何にあるのかは、不明なんだけど、日常生活に支障があるほどじゃないので、オッケー。
整形外科のドクターは、大学時代の大先輩であり、大学同期の友人のお兄さんでもあるので、受診は俺の心のケアの時間でもあった。
先生は、『自分を信じること』を、強く何度も何度も話してくれた。ワンステップずつでいいから焦るなって、個室から出れない状態の悪いときも部屋まで来てくれて励ましてもらった。
何度も救われたよ。心強かったよ。
ある意味、孤独な入院生活を、希望を失わずに進んでこれたのは、この先生の存在も大きかった。ホント、いろんなこと話したもんな。
で、とりあえず、昨日をもって、整形外科を卒業とあいなった!
数々の試練を一緒に乗り越えてきた俺の腎臓だけど、とうとう壊れちまった。どうにもこうにも、クレアチニン6.48mg/dlの数値を見せられると、腎臓内科のドクターに逆らえまっしぇん!
ウチは、ド田舎で医療過疎地なので、一つしかない透析病院に透析患者が溢れている。内情は、職務上ある程度知ってはいたんだけどさ、まさか、自分が溢れた人たちの中に入って行くことになるとは思わなかったぜ。
それに、海外渡航がかなり困難になる。オリンピックは、だいぶ遠退いたかな。闘病の支えだったけど、物理的に無理になってきた。憂鬱だ。
まあ、単なる白血病患者だと障害者にはならないから、透析患者として障害者になるのは、ラッキーなことなのかもね。
そう。身体障害者としてナカムラキュウヤは一歩を踏み出すのさ。
残念ながら、退院できず。
2009年05月13日(水) |
all or nothing
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今日も朝が来てくれた。入院してからというもの、寝入りは興奮してしまい寝付きはあまり良くないけど、朝の惰眠だけはいつもスヤスヤで、この世に生きる幸福を感じることができる。
生存率何%なんていう言葉で表現される病気だけど、実は、本人にとっては100%か0%しかない。%の分母は患者の数であり、個人個人の結果は分子にしか現れないんだから。
したがって、『道が閉ざされてしまった』とか『可能性が1%に満たなくても頑張ってみよう』、なんてのは、もはや心が負けている人間の言うことであり、敗北宣言に等しい。それ以上、頑張る意味はない。まさに無駄な努力。周りに迷惑をかける悪趣味とも言える。
戦う以上、甘えは許されない。自分自身、甘えを許さない。
数%の可能性を求めるのではなく、100%の結果を残す。そんな戦いをこれからも続けて行こうと思う。
A先生はじめ、病院スタッフの方には、本当にお世話になりました。この二年間、何べん心が折れても、次に向かって行けたのは、皆さんのおかげです。これからも一緒に戦ってください。
家族のみんな、まだまだ闘病は続くけど、これまでと同様に、俺を信じていてください。
今週金曜日、退院します。
とうとう、今シーズンの雪には触れずじまいだった。
実は、雪に触れない年というのは人生初。
この世に生を受けた赤子の頃から、毎冬降る雪には必ず触れていたはずで、それは、大学受験のためにスキーを履かなかったシーズンも例外ではなく、さらには、昨年は、退院後も雪を触りに、無理して奥只見に向かったんだけどな。同じように『触って』いたのにな。
そんな『記録』が途切れてしまった。
心の支えだったんだけどな、雪。消えちゃったよ。
2009年05月06日(水) |
日常生活モード復帰…
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悲しいかな。
病院生活が日常生活な俺。
ゴールデン・ウィークを実家(の家の中)で過ごしていたけど、現実世界に舞い戻って来てしまった。ぁーあ。
暑くもなく寒くもなく快適な病院のベッドの上だけど、思わずひとつ溜め息をついてしまう。ぁーあ。
実家にいる間も山の緑は、どんどん濃くなっていったな。
そういえば、狐沢付近に熊がいたらしい。エフエム聞いていたら、いきなりウチの地名が出てきてビックリしたな。
それから、笹ノ沢付近にクルマにひかれたと思われる猫の亡骸があったらしい。カモシカの糞も山にはコロコロ。
長女が成人式を迎えた。もう21だけど。
こどもの日は草餅食べた。柏餅も。
池の鯉が二匹増えた。紅白と三色。向山の祭りで一匹1000円!両親が買ってきた。結構でかくて良いカタチだ。ちなみに、鮎は一匹300円で焼かれていたそうだ。…命の価値は平等ではないね。。。
イワナ池の方は、べんのじのデカイのがいるから、今年は蛍が大量発生かもね。池の瀬に泥がいい感じで溜っている。
去年、一昨年の蛍は、別れの蛍だった。
今年見る蛍は、前向きな蛍にしたいもんだ。
2009年05月02日(土) |
ゴールデン・ウィーク
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試験外泊で家に来ている。退院がちょっと微妙になって、心が萎れぎみではあるけど、連休中は病院にいなくてもいいというのは嬉しい。
今日は、午前中はラジオを聞きながらゴロゴロ。午後は弾けないギターを手にゴロゴロ。基本、外気に触れてはなりませぬから。
それにしても、奥只見に向かうクルマ、多いな。ずっと晴れみたいだし、コアなスノー・ジャンキーたちには溜りませぬな。
明日は、長女が帰省する。明後日、魚沼市の成人式なんだ。
【Referer】
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