雲間の朝日に想うこと


< 忘れた様な気がして了うのでしょうか >


待ち望み、
希い、
ようやっと手に得る事の出来た日は。



幾度も、
幾度でも。


互いの間で。

積み上げられ、
繰り返される刻に為るのだろう。








其れ故に。


指折る数と証の数の、
其の相違は。

鋭敏に、
想いを突いて泡立てるのか。

















 「何回目だっけ。」

 「四回目だよ。」

 「そうだよね。」
 「三枚しか無いよ。」



幾度数えても、
一枚足りぬ手元の写真に。

あの子の顔が、
僅かに曇る。



























洋菓子を三つ買って、
二人で祝う。

自然で、
不自然な日は。



今年も。

互いの想いを一にする、
確かな刻だけれど。











去年は。

外出も儘為らない、
そんな一日だったのだから。


きっと。

余裕が無かったんだよね。





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References
 Aug.14 2019, 「二人分では想えませんか」
 Aug.14 2018, 「初めての誕生会でしょうか」







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2021年08月14日(土)


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History
2019年08月14日(水) 二人分では想えませんか
2018年08月14日(火) 初めての誕生会でしょうか
2016年08月14日(日) 洋菓子係は委ねませんか
2015年08月14日(金) 独り捕らわれれば十分でしょうか
2013年08月14日(水) 足並みを揃えて祝いませんか
2012年08月14日(火) 禁句が幾つ見付かるでしょうか
2005年08月14日(日) 命を包み支える帯に成りましたか
2004年08月14日(土) 其の輪に負けぬ関係を築けますか
2003年08月14日(木) 俺は昆虫の様に振舞っていたか
2002年08月14日(水) 使えていますか





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