淡々とした日々が、 積み重ねられて行く事は。
負の想いばかりを産み出す物では、 無いのだけれど。
唯、 繰り返す毎日は。
曜日、 日時。
徐々に、 徐々に、 其の感覚を奪って行く。
想いの有る無しに関わらず。
「ケーキ買って来たよ。」
「ケーキ?」
一瞬、 あの子は戸惑いを浮かべ。
「そっか、8月だ。」 「酷いなぁ私。」
其処に想い至れぬ自身を、 責めた。
「お別れしなきゃいけない時も。」 「お腹痛くて痛くてたまらなかったのに。」 「今は毎日毎日お腹痛いのに。」
決して、 失いたくは無い想いを、
一瞬、 離して了う程。
其の身を、 削り続ける日々なのだから。
其れでも、 見失わない様に。
総て自身で抱えずに、 済む様に。
標が。
此処に居るんだけれどな。
---------- References Aug.14 2015, 「独り捕らわれれば十分でしょうか」 Aug.14 2013, 「足並みを揃えて祝いませんか」 Dec.24 2012, 「彩も違う組み合わせでしょうか」
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