自身の傍に、 常には存在し得ない相手を。
自身の傍に、 常に在る象徴に連結させる。
二人で過ごした日々を、 傍らの物体へ刷り込んで行く。
エピソード記憶。
想いを募らせれば、 想いを強くすれば、 より一層、 記憶の連関は強化されて行くのだろうけれど。
貴女から届いた、 久々の長文。
「買い物をする」 「→財布を出す」 「→財布に入ってたラブホのカードを見る」 「→小坊主を想い出す♪」
貴女の記憶の連関は、 何処迄連なる大河と化して居るのだろう。
「帰り道チャリこぎながら(//∇//)テレテレってしてたら・・・」
「ソーセージが買い物袋から落ちて」 「アチコチに散らばってしまった!」
「小坊主、打撲してない?」
貴女の周囲には、 一体何人の俺が住んで居るのだろうか。
大丈夫。
少し忙しいけれど。
俺も、 俺のも、 健在だから。
---------- References Jul.31 2003, 「触れずに残る痕跡も在るのですか」 |