雲間の朝日に想うこと


< 心から祝えたのでしょうか >


日々に、
時折添える波は。

日々の平易を、
軽やかに彩るけれど。






波を起こす事が、
其処に必須な訳では無くて。


本当は。


波を生じさせようと言う意志が、
幾重か重なり逢う事に。

意義が在るのかも知れない。



















 「おたんじょうびする?」
 「けーきあるぅ?」

 「ケーキは無いけれど。」
 「特別でお稲荷さん作ろうか。」


娘と、
姫と。

二人の心算で在った、
其の宴に。










 「買って来たんだけれど。」
 「おめでとうしちゃった?」


寸前で。

半ば強引に、
割って入った俺へ。











 「小坊主は何だか一生懸命だったから。」
 「良いか。」


姫は、
そう呟く。
























姫の、
生誕の日。



初めて。

真に、
許容の一言が零れた、
そんな気がした。






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2009年09月08日(火)


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2008年09月08日(月) 端から観る気が無いのでしょうか
2007年09月08日(土) 想いが形に成りませんか
2006年09月08日(金) 皮肉の心算でしょうか
2005年09月08日(木) 祝えぬ誕生日でしょうか
2004年09月08日(水) 想いの波も荒れる日でしょうか
2003年09月08日(月) 力みは少し取れましたか
2002年09月08日(日) 何色に光っていましたか





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小坊主
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