雲間の朝日に想うこと


< 皮肉の心算でしょうか >


互いが、
互いを、
支える気概は。

決して、
失われてなど無いから。


必要なのは。

支える、
事実の積み重ねでは無く、
唯の一言なのだ。








けれども。





日常の、
穏やかに流れる、
想いが。


其の受容体を。

徐々に、
徐々に、
蝕む故か。



其れとも。



日常の、
蓄積され行く、
歪みが。


其の受容体に。

高く、
高く、
壁を築く故か。








電話口で。
隣で。

文字で。
音声で。
贈答品で。


欠かす事無く、
贈り続けて在る筈の言葉が。




響かずに。

澱み留まる事が、
増えて行く。

















繰り返し、
繰り返し。


記念日へと切り替わる、
其の瞬間を。

今年も、
罵り合いで出迎え。




翌日の、
丁度、
今頃の画を。

嘲笑うかの様に。


 「何をしても。」
 「いつも何の感謝も無いじゃない!」


姫は、
叫びの刃を突き立てた。

















僅か、
一日経れば。


 「誕生日おめでとう。」
 「今年も手を繋いで過ごせることに。」
 「感謝しています。」


姫への、
花と、
祝いの詞が届く筈なのに。





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References
 Sep.08 2005, 「祝えぬ誕生日でしょうか」







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2006年09月08日(金)


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History
2005年09月08日(木) 祝えぬ誕生日でしょうか
2004年09月08日(水) 想いの波も荒れる日でしょうか
2003年09月08日(月) 力みは少し取れましたか
2002年09月08日(日) 何色に光っていましたか





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