芯に根付き、 地に足の付いた日々の中から、 飛び出た特別だった故に。
深い想いが生じたのか。
其れとも。
単調な、 日々に埋もれて居る場に出来た、 小さな山が。
唯、 単純に、 大きく映るだけだろうか。
其の何れなのか、 判断も付かないのだけれど。
悦ぶ姿に、 更なる快楽を注ぎながら。
ふと。
宿した想いの大きさが、 芯に、 届いて居るのか。
不安に陥る。
足りぬと想って居るのだ。
想いに相当する分量の形は、 其処に無いと。
きっと、 そう想って居るのだ。
其れ故に。
「小坊主、ありがとね。」 「とても嬉しいよ。」
姫の、 其の感謝の想いが。
俺には、 妙に深い物に映るんだろうな。
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