琴 星 商 事 日 乗
HOMEindex≪ prevnext ≫newBBSmaster

2006年09月26日(火)
  「キモチワルイ」の正体

 明け方に床に就くのは最早日常で、ここのところは朝6時頃というのが普通です。その時間だと彼岸も過ぎたこの時期でも明るくなっていて、外からは人が「生活している」感も漂ってきます。

 北向きの寝室には遮光カーテンを掛けているので、たとえ昼間でも寝室は大して明るくなりません。カーテンの隙間から漏れる光でやや薄明るくなる程度。
 その部屋で布団に潜り込むと、最近、言い知れぬ焦燥感がありました。いや、焦燥感という言葉は必ずしも適当ではありません。不安感、嫌悪感、とにかく「やな感じ」。何だかキモチワルイ。
 今まで静かだったはずなのに、布団に入ってしばらくすると外からやたら風の音が耳に付く。風なんか吹いてた? 強かった? 何でこんなにゴーゴー言ってるんだろう??

 それがです。

 今朝布団に入ったのはいつもより遅く、朝7時少し前。布団に入ってしばらくすると、地震がありました。最初は揺れているのか気のせいなのか微妙な程の小さな横揺れ。それが徐々に大きくなって「地震?」と思うと、それまでより大きな縦揺れが。地震のメッカみたいな南関東で生まれ育ったからか、別に地震に人並み以上の恐怖感を持っているわけではないけど、揺れには敏感です。就寝中の地震とか、揺れ出す前に目を醒ますタイプです。ああ、今日何だか寝ようという気にならなかったのはこれだったんだ。
 地震があるとテレビを付けて震度や震源をチェックするのは習慣。NHKにチャンネルを合わせて、最大震度が4であること、うちのあたりは3であること、震源は伊予灘、なんかを確認してテレビを消し、布団を被ります。

 ・・・あれ?

 地震というのはどんな規模か終わってみないとはっきりは判らない。だから「大地震になるような揺れ方じゃない」と判っていても、横揺れと縦揺れがはっきり分かれるレベルの揺れだと、横揺れの段階で「どのくらいの縦揺れが来るか」ドキドキします。そのドキドキ感はまだ引きずっているものの、昨日まであったような気持ち悪さがすっきり消えています。さっき布団に入った時とは明らかに違う。何かすっきりしてる。

 気持ち悪さは地球が溜め込んだエネルギーに由来するものだったのか? それを感じるって野生児かあたし?

 でもとにかく、ここ数日感じていた不快感が、地震を境にスッとなくなったのは確かなのです。


**************
・過去の「今日」。

2004年09月26日(日) 祭囃子の郷愁

2006年09月24日(日)
  潜水艦揚陸作戦 <画像あり>

 呉ってのは日本で唯一潜水艦を間近に見ることの出来る所だとか? 本当かどうかはよく知りませんが、確かに私は遊覧用でない潜水艦を間近で見たのは呉が唯一です。

 その呉に来春オープン予定の海上自衛隊の史料館。その館外に展示される本物の潜水艦が、本日、陸揚げされました。普段は海中にその大半を沈めている潜水艦が、巨大クレーンによって吊り上げられるんです。これは滅多に見れるモンじゃないよ?
 ってことで見に行ってきました。



 最初はクレーンが接岸している川原石西埠頭の対岸にあたるクレイトンベイホテルの近くから、潜水艦が吊り上げられるのを見ていました。14:20開始ってことだったんですが、遠目では間に障害物もあって作業が進んでいるのかいないのか。潜水艦のブリッヂらしきものは最初から見えてたんだけど・・・。
 作業開始から1時間が経過した頃から、潜水艦の船体が徐々に見え始めました。
 上の写真は左上から右下に16:04、16:06、16:08、16:15。14時過ぎには着いてたから、随分長いこと待ってたんだな、自分ら(暑かった)。
 潜水艦が(多分)完全に吊り上がっただろう頃を見計らって、今度はクレーンが接岸している川原石西埠頭に行きました。うわーい目の前にせんすいかーん♪
 下の写真はこっちで撮影。全長76mとかいうジャンボ機並み(らしい)の潜水艦がクレーンで吊り上げられ、陸揚げされようとしています。
 ちなみに上の写真は35mm換算で480mm、下の写真は同28.8mmレンズでの撮影。カメラは共にKissDNです。ビバ望遠! ビバ広角!!


 潜水艦を吊り上げる巨大クレーンは、世界最大級のクレーン船「武蔵」。自力航行は出来ないので台船に曳かれて移動するそうです。高さは40階建てのビルに相当する120m、幅は49m。最大で3700tも吊り上げられるとか。で、吊り上げられる潜水艦は、一昨年退役した「あきしお」(2000t)。台座を含めて約2500t、タンク内には約400tの海水が注入されてたそうで、吊り下げられたあきしおの前方下部からは水がドバドバ排出されてました。こいつを太さ10cmと11.2cmのワイヤ計52本で吊り上げたそうです。

 上空にはヘリが2機(多分読売と毎日)、沖には海自の自衛艦(船体横の番号から恐らく補給艦とわだ)、そして地上では作業員の方々、作業を見守る海自の方や警備員、マスコミの地上部隊に我々一般人。
 「関係者以外立入禁止」ラインの向こうでマスコミさんは写真を撮っているワケですが、どう見ても一般人のおじちゃんなんかも一緒にカメラ構えてます。そしたら警備のおじちゃんが「ここまでなら来ていいよ。見なかったことにしてあげる」と5mほど中に入れてくれました♪
 マスコミさんは脚立に登って写真撮ってたけど、そんなものはない庶民たちは、埠頭にいっぱい置いてあった何だか判らない鉄の塊に登ってました。勿論私も。

 潜水艦は明朝には大和ミュージアム前の宝町埠頭まで港内を移動し、明日(明後日?)深夜、海自呉史料館まで交通規制の上で陸送されるそうです。潜水艦が一般道を移動するって滅多にないですよ。でも深夜なので見に行きませんが。

 そのあと、大和ミュージアムの前にあるショッピングセンターに行ったんですが、右の写真はそこの駐車場から。奥の方に見えているのが潜水艦を吊り上げた巨大クレーンです。そして隣の建築中の建物が海自の史料館(のハズ)。その下にある不自然なスペースと礎石のようなもの・・・。恐らく明日、潜水艦はここにやって来るんじゃないでしょうか? てことはこれからはこの駐車場から潜水艦見放題?
 
 >>記念撮影♪


**************
・過去の「今日」。

2005年09月24日(土) 会津古社と二重螺旋 <画像あり>
2004年09月24日(金) 切なくなりたい?
2002年09月24日(火) 似非「石に泳ぐ魚」考

2006年09月21日(木)
  個人輸入

 使い捨てコンタクトを個人輸入しました。初個人輸入です。ホントにちゃんと届くかとか不安がゼロだったワケではないですが、ちゃんと届きました。実にしっかりしたお取引でした。

 発注から納品までの流れは

・9月14日未明 サイトより注文
        ↓
・9月14日01:13 ご注文確認メール受信
        ↓
・9月14日01:47 近所のコンビニで支払い完了
        ↓
・9月14日03:15 コンビニ決済完了メール受信
        ↓
・9月20日19:36 商品国内到着お知らせメール受信
        ↓
・9月21日昼 早くも商品到着

 発注から到着まで約10日、商品国内到着から2〜5日後にお手元に到着予定、とされていたんですが、どちらもそれより早かったです。トータル1週間で届いちゃった。

 ちなみにコンタクトは関税がかからないそうです。稀に消費税を取られるケースがあるらしいですが、それもなかったです。普通に郵便屋さん(国際郵便小包の書留で届きました)が配達に来て受け取っただけです。

 商品は「For Sale In Sinpapore Only」というシールが貼られてましたが、それ以外は日本の物と全く変わりません。何せ箱書きは日本語。「薬事法に基づく表示(日本)」まできちんと書いてあります。でも日本の薬事法で定められた取説みたいな紙は入ってません。違いはそれくらいかしら。御丁寧に左右判別用シール(メーカーの物ではなく業者の)も同封されてたので、早速箱に貼りました。
 強いて難点を挙げれば、日本国内できちんと処方箋を出して購入したものより、使用期限が若干早いものが来たことくらいでしょうか。それでも2010年10月とかだから全然構わないんだけどね。4年もあれば十分使い切りますよ。でもまあ、今日届いた方から使うことにしよう。うん。

 取引も全て日本語だし、ショップサイト自体は勿論のことサポセンの電話もフリーダイヤルで日本語対応だし、安心できる業者だと感じました。何より細かくメールが来るってのが安心ですよ。コンビニでお金払って1時間半で決済完了メールが来ちゃうし(深夜なのに!)。

 処方箋なしでコンタクト買えるんだから便利よね、実際。だって、使い捨てじゃなきゃ3年くらい同じソフトレンズ使っちゃうんだから、それくらい病院行かなくたっていいじゃん。異常がなければ。ハードだったら10年くらい同じレンズ使う人も普通にいるじゃん。
 乱視用も左右1箱ずつ買っておこうかなぁ。ライブとか星見とか、よく見えること最優先にしたい場面用に。

 初めてコンタクトを使用するような方にはオススメ出来ませんが、もうずっと使ってるような人で忙しい人、めんどくさがりな人には良い方法なんじゃないでしょうか。


**************
・過去の「今日」。


2006年09月18日(月)
  靴 <画像あり>

 「くつ」の変換第一候補が「窟」でした松本佳月ですこんばんは。


 プチヒッキーなクセにいい感じに靴が増えていきます。今日はCOCUEで2WAYストラップパンプス買いました。6,825円。黒も可愛いけど既に完売。エンジとマスタードも迷ったけど、初志貫徹で赤。エンジは外も中敷きも普通すぎる気がするし、マスタードは逆にどう合わせていいのか考える。

 ウエスタンブーツも欲しい。安いヤツでいいけど。ジョッキーブーツも欲しい。こっちは安すぎず高すぎずで。そして出来れば本物の馬に乗りたい(ぇ

*******

 ちなみに台風ですが、広島市の北の方とか凄いことになってたようですが、うちの辺りは全然でした。ホント台風来たの? ってくらい。風はそこそこ強かったけど、雨はちょっとしか降らなかったです。良くも悪くも拍子抜け。

 台風一過。
 呉から府中町のダイヤモンドシティ・ソレイユまで自分で運転したぜ。今日は駐車券も一発で楽に取れたぜ。駐車も切り返し無しで一発で入れたぜ。
 初心運転者期間も残すところあと3ヶ月弱。早いモンだわ。


**************
・過去の「今日」。

2004年09月18日(土) in 東京

2006年09月13日(水)
  TMダイエット

 最近とてもTMづいています。昔はTMづくも何もあったモンじゃない程どっぷりTM漬けでしたが、最近では珍しいほどのTMづきっぷりです。

 TMのライブは、結構激しいのではないか、と思います(まあ再始動後は年齢も年齢なのでそうでもないけど)。中学生の頃、UP-BEAT(友達が大好きだった)のライブに行って、曲に反してあまりの大人しさにえらく物足りなく感じたものでした。
 TMのライブが具体的にどう激しいのかというと、曲ごとにある程度の「振り」のようなものが決まっています。ここでこう手を振り上げ、こう回し、ここで下ろす、みたいな。基本的にはサビの部分が多いですが必ずしもそうではなく、たとえば「LOVE TRAIN」という曲の「♪抱きしめる手をさしのべて〜」なんて歌詞の所では、「さしのべて」のところで両手を本当にさしのべます(客が)。勿論、サビはサビで振りが決まってます。まあ「振り」というほどのモンじゃないですが、他に適当な言葉も思いつかないので取り敢えず「振り」ってことで。
 こういう振りが観客にもたらす一体感というものははかり知れません。あれはホントにライブの醍醐味です。バラードもいいですが、やっぱりライブはノれる曲、と思うのは、振りがあるかないか、てのも大きいのです(私は)。

 で、家でTMをエンドレスで聞きつつ、一人歌いながら手を振り上げ、回し、さしのべてるんですよ。バカみたいだけど。
 何でそんなことしてるかって?

 ダイエットです。

 マジで二の腕細くなりますよ? 歌ってるから腹筋も鍛えられますよ?


**************
・過去の「今日」。

2003年09月13日(土) 穴
2002年09月13日(金) 季節の変わり目

2006年09月10日(日)
  釣銭渡し―もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング

 先月の相方の誕生日にDS Liteをプレゼントし、一緒に脳トレしています。とは言え飽きっぽい上にゲームに向いていない私は早々に脱落気味。漢字系とか音楽系とか聞き取り系とか一部のトレーニングだけしかやっていません。だって計算系ヤダもん。

 そんな私が計算系であるにも関わらず必ずやり、しかも理系人間の相方より好成績を叩きだしているトレーニングがあります。
 それは「釣銭渡し」。「渡されるお金からディスプレイ画面に表示された金額分を引き、タッチスクリーンの硬貨をタッチしてお釣りをそろえ「決定」をタッチ」するというトレーニング。各トレーニングは1日1回、最初の分だけの結果が記録され、上位3つまでの記録が表示されます。今日現在、「釣銭渡し」の上位3つは全て私の記録。上から順に32秒、36秒、38秒。相方は最高でも40秒。30秒台に乗れてません(1問間違うごとにペナルティ20秒なので、間違ったらもう記録更新の望みはナシ)。

 ふはははは。見たか元レジ係の底力を!!

 理系の相方は文系の私に漢字系とか音楽系とか聞き取り系とかで負けても仕方ないと思ってるそうですが、これだけは悔しくてしょうがないらしいですw

 ま、実際にはレジ係やってたって自分で釣り銭を計算することなんかないんですが。でも如何に釣り銭で貰う硬貨の枚数を少なくするかを考える習性が身に付く(587円で642円出してお釣り55円もらうとか)ので、その成果かも?

 精進せよ、相方( ̄ー ̄)


**************
・過去の「今日」。

2005年09月10日(土) 地図

2006年09月09日(土)
  フィットちゃあーん!

 先に言いますがぶつけたりこすったりしてません。

 フィットちゃんのサイドミラーの付け根の塗装が剥げてきました。左(助手席側)の方が大きくて、右も少々。mixiのフィットのコミュにこの件に関するトピックが立ってて、一通り目を通すとどうも剥がれやすいようです。無償修理してもらえるらしいので、ディーラーに持ってってもらいました(夫に)。剥がれてからじゃないと修理できないらしいので、両方剥がれてある意味ラッキー♬

 そしたらさ、うちの子、5月に出てたリコール対象車だったよ('A`)
フィット、ストリーム、ステップワゴンなど 9車種の改善対策(平成18年5月31日届出)
 簡単に言えば、ギアがP以外ではキーが抜けないようになってるんだけど抜けちゃうよリコール。新聞かネットで見た時に夫に言ったんだよね。うちのもコレ入ってない?って(LA-GD1だったと思うから)。でもそんな症状ないし、って今まで忘れてたんだけど、こっちも一緒に交換してもらえるそうです。もち、両方無償ね。

 上のホンダサイトを見ながら、
「交換てことは、うちのフィットちゃんはP以外で抜けるってことよね?」
 と夫に話したところ(点検して抜けるものは交換、てあるから)、
「え? Nで抜けるよ?
 ・・・・・・・・・・・・・はい? アナタ前、抜けないって言いませんでした?
「ブレーキ踏みながらDで試したけど抜けんかったよ」
 ・・・・・・・・・・・・・。
「Nでは抜けるよ。知ってるよ」
 ・・・・・・・・・・・・・(−−メ
「いや、型番が対象に含まれてんのは知ってたんよ。一度車検証で見たから。でもDで抜けへんから問題なかろ、と思ってみた!」←何その自信
 ハイ、リコールです。確かにリコールです。どう見てもリコール対象車です。本当にありがとうございました。

 ばーかばーか。

 尚、どちらも部品取り寄せなので、今日の修理はナシです。納品され次第の修理。


 そんなリコールフィットちゃんで本日は雨のドライブ繰り広げた私。
 緩やかな上り坂で信号待ちしてる時、斜め前に止まってたミラが、びっくりするほどズルズルと後ろに下がってきてたまげました。軽く50cmは下がりましたよアナタ? つーかこの道、坂道発進の必要もないレベルの坂ですが? あんなのが自分の前にいたら激しく動揺(((( ;゚Д゚))))


**************
・過去の「今日」。

2003年09月09日(火) 月と火星 <画像あり>
2002年09月09日(月) たどりついたらいつも雨降り。

2006年09月07日(木)
  終わりに近付く

 夏が、忙しかった夏が、そろそろ終わりの気配を見せています。朝晩はだいぶ涼しくなり、日も随分短くなり、蝉時雨より夜の虫の大合唱の方がよく聞こえるようになりました。

 今年の夏は「あー夏だなぁ」と思う間もなく過ぎていった気がします。関西へ行き、東京へ帰り、大阪へ行き、和歌山へ行き。外へは出ていたから夏の日差しも蝉時雨も浴びましたが、ゆっくり夏を味わうことはしなかったな。ま、まだ昼の日差しや熱気は夏なんですけどね。

 秋は何をするにも良い季節。来月は3週間くらい東京にいると思います。今月は来週に岡山に行く予定があるけど、あとは広島で大人しく療養していようと思います。10月、それは競馬日和ですw


**************
・過去の「今日」。

2005年09月07日(水) 涙の理由
2004年09月07日(火) 暴風!! <画像あり>

2006年09月03日(日)
  和歌山海沿い探訪 <画像あり>

 いよいよ和歌山も最終日。今日はまず和歌浦方面へ。今日は夫も仕事がないので、夫の運転で行きます。

 まずは紀州東照宮へ。有料の駐車場に車を止め、鳥居をくぐって参道を歩くと、目の前に長〜い石段が。お社はこの侍坂という石段を登った山の上です。頑張れ自分。ちなみに何だってこんなに段差のキツイ石段なのかというと、戦になった時に攻め込まれにくくするためだとか。
 紀州東照宮。東照宮です。東照宮と言えばあの絢爛豪華な彫刻の数々。ここ紀州東照宮も御多分に漏れず絢爛豪華です。その絢爛豪華な社殿を間近で拝観するには、拝観料が必要になります。でも私は絢爛豪華にさして興味もなかったので、外からの参拝のみ。だって案内付きとはいえ500円も取るんだもん。御朱印を頂き、帰りは侍坂ではなく「ユルイ坂」と案内された方を下りました。違う道があるならそっちも通ってみたい願望アリ。

 さて車はここに止めたまま、すぐ近くにある和歌浦天満宮に向かいます。ここも東照宮同様長い石段を登って山の上の社殿に参拝。急な階段と緩い階段がありますが、行きは取り敢えず急な方を。後ろから明らかに初宮参りと思しき家族連れがやってきたので、急いで参拝します。
 参拝している間にその家族連れの中で一足先に登ってきた女性が、宮司さんと話をしています。どうもその人たちは予約をしていたのだけど、この直前にもう一組何かの祈祷が入ったらしく、お下がりなんかの用意をしなおさなきゃならないそうで(使っちゃったから)。ふーん。まあ私には関係ないことですが。
 しかし御朱印をお願いすると、その宮司さんはあからさまに嫌そうな顔をされました。やり取りの最中、「今忙しいから」「祈祷が入ってて」などと何度か言われました。判りますよ。お忙しいでしょうね。でもそれ、あたしに言うことじゃないじゃん? あたし関係ないじゃん? だから何なの? 嫌なら断れよ!
 正直、もう二度と来ないと思いました。ごめんなさいね神様。他の天神さんにお参りしますわ。産土神も天神だし。
 神社仏閣だって結局のところ客商売な面は否めないと思うのですが、時々こういう対応をする人に出会います。どんなに素晴らしい境内であろうと、もう二度と来るもんかと思います。賽銭返して欲しくなります。心の中で何を思おうと勝手ですが、それを参拝客の前で口に出すようじゃ人としてまだまだでしょう。要するに「客」とは思ってないんでしょうね。
 帰りは緩い階段から帰りました。


左・紀州東照宮、中・和歌浦天満宮、右・天満宮境内より海。

 東照宮の駐車場から車を出し、続いて向かうのは同じ和歌浦にある玉津島神社と末社鹽竈神社。ここは東照宮や天満宮と違って海沿いで、山を登るようなことはありません。駐車場に車を入れると後からもう一組。これも初宮参りと思しき家族連れです。拝殿内には祈祷中の男女。子宝祈願か安産祈願か。いずれにせよ今日はひょっとして大安か? 基本的に六曜を見て参拝していないので、初宮参りや結婚式に多く出会してから「ひょっとして・・・」と思って確認して後悔するハメになるのはいつものことです。
 取り敢えず参拝を済ませ、御朱印は祈祷を待たねばなるまいと思い、夫に御朱印帳だけ託して私は徒歩で末社鹽竈神社へ。玉津島神社の正面に岩山のような小山(奠供山というようです)があり、その裏手の方に鹽竈神社はありました。正面には江戸時代に造られた石製のアーチ橋「不老橋」があります(県重文)。
 鹽竈神社はその奠供山の洞穴の中に埋もれるように鎮座していました。「安産御守護 鹽竈神社」の看板、「安産祈願」の赤い奉納幟、そして「本日は大安日」の看板・・・。嗚呼、ここは本来、私が来るような神社じゃないのね。でも参拝して「子供が出来ませんように」と祈願する私。安産や子授けの神様にはその逆のお願い事も効果あるんじゃないかと思うんですがどうだろう。
 玉津島神社に戻ると、まさに御朱印を書いていただいているところでした。鹽竈神社の御朱印もこちらで頂けます。由緒書も購入。

 申し訳ないけれどちょっと車を置かせていただき、折角なので和歌浦を少々散策。県内最古の石橋・三断橋を渡って妹背山という小島に行ってみます。ここに紀三井寺の拝殿・観海閣があるんですが、紀三井寺の拝殿だなんてことは知らなかったので、紀三井寺が見えたか記憶にありません。現在の観海閣は戦後の再建なので、そう風情もないような・・・。寧ろ向かいに建つ海禅院多宝塔の方がいい味出してます。こちらは江戸初期の建築。

 玉津島神社に戻って車に乗り、続いて紀三井寺方面へ。目指すは・・・モスバーガーです♡♡ モスバーガー大好きな私、どうしても和歌山で食したい(つか飲みたい)ものがありました。それは南近畿限定メニュー・ゆずドリンク! モス好き柚子好きとしてこれは一度は飲んでみなければと思っていたのです。なのでネットで店舗検索を掛け、わざわざ行けそうな店を探してお昼を食べに来た次第。
 セットメニューのドリンクにゆずドリンクを指定し、飲んできました。初志貫徹! ゆずは和歌山の古座川産だそう。まさに地域限定です。季節限定でもあるので冬にはホットになるらしいです。
 ちなみに夫は新メニューのフィッシュマリネバーガーを頼みました(これも期間限定)。私も一口もらいましたが、美味しかったですよ。


左・玉津島神社、中・鹽竈神社社殿、右・モスゆずドリンク。

 腹ごしらえも済んだところで、午後は和歌山市の北部、加太方面へ。市街地を抜けて南海加太線沿いに県道7号を進みます。
 途中、とある新興住宅地に差し掛かります。ここにhydeの実家があるとかいう噂。表札出てないけどすげー豪邸だから判るとかいう噂。ちょっくら車で流してみました。確かに何だか豪邸くさいのが1軒ありましたが、それがhydeの実家かどうか確かめる術はありません。

 その住宅地を出ていよいよ加太へ。まずは加太春日神社へ。入り組んだ細い道を入った所にある小さな神社ですが、社殿は国指定重要文化財です。
 参拝を済ませ社務所に声を掛けると、今宮司さんが留守とのこと。淡嶋神社に参拝してから再訪することにして、ひとまず春日神社をあとにしました。

 さてその淡嶋神社。結構有名な大きな神社です。
 到着してみると駐車場は満車。目の前は海。30分以上の駐車は出来ないそうです。そうじゃないと海水浴客や釣り客が止めまくりますよね。「水着での参拝はお断り」みたいな看板が出ているのも土地柄ですなぁ。
 何とか車を止め、境内へ。この神社は人形供養で有名で、社殿の前には種類別にまとめられた様々な人形がズラリと並んでいます。干支人形、花嫁人形、ケースに入った日本人形等々・・・ぬいぐるみなどを当に今持ち込んでいる人もたくさんいました。
 参拝を済ませ、授与所で御朱印をお願いしている間、並んでいる御守を眺めます。そこで目に止まったのが「真心おまもり」なるもの。何とですよ、自分で御守袋を縫って作る御守です。こ・・・これは珍しい・・・! 曰く「このおまもりは思いを込めながらお作りするおもまりです」。授与所の女性に伺うと、特に何の御守というものではないとのこと。要するに普通の肌守ですね。迷いましたが珍しいので頂いてきました。
 内容物は、御守袋の生地、花結び紐(御守袋の紐です)、厚紙、糸、内符。縫い針は事故防止のために入ってないそうです。内符には「御守雛」と書かれて神印が押されており、それを開くと中に紙製の人形が入っていました。開いた内側に「守雛縁起」が書かれていたので、多分開けても良かったんだと思います(汗)。
 駐車場は神社の裏手なので、一度表の鳥居の方へ回ってみました。鳥居の内側には土産物屋が3軒。目の前が漁港なだけあって、海産物を取り扱っています。うん、神社の境内で海産物が買えるところはそんなにあるまい! お祭りじゃないのに出店も出てました。境内の外もたくさんの人。釣り客なのか海水浴客なのか・・・(この時期に海水浴はないか?)。
 駐車場に戻り、車を出す前にちょっとだけ目の前の道路から海を眺めました。目の前には友ヶ島(神島、地の島、沖ノ島、虎島の四島を合わせた総称)、その向こうは淡路島。加太瀬戸のずっと向こうは神戸のはずです。海だなぁ。
 しばし海を眺め、加太春日神社に戻って無事御朱印を頂き、加太を後にしました。


左・加太春日神社の重文社殿の屋根、中・淡嶋神社、右・加太瀬戸。

 さて、ここからまっすぐ北上すると、まもなく和歌山から大阪に入り、関空方面に至ります。そこにあるのがりんくうプレミアムアウトレット。折角なので寄っていきました。でも御殿場と大して変わりないですね。なんかそんなにめぼしい物もなかったです。取り敢えずBEAMSで少々お買い物。
 関空の飛行機がよく見えましたが、写真を撮るには遠かったです。やっぱ飛行機見るなら伊丹だな。


**************
・過去の「今日」。

2005年09月03日(土) ラーメン屋さん
2004年09月03日(金) 姉
2003年09月03日(水) 神鳴 <画像あり>

2006年09月02日(土)
  和歌山大寺巡り <画像あり>

 昨日は和歌山市近郊の大社ばかり4社巡りましたが、本日は予定通り和歌山市近郊の大寺ばかり3寺を巡ります。流石に高野山までは行けません。いや、行くことは可能だけど、高野山だけで終わっちゃう。てか高野山すら終わらない。

 まずは和歌山駅からJR和歌山線に乗り、粉河駅へ。駅から真っ直ぐ商店街のような通りを10分ほど歩くと、粉河寺の大門に着きます。粉河寺は天台系である粉河観音宗の総本山。西国観音霊場の第三番札所でもあるので、参拝客は結構多いです。駅を出る時、同じ電車に乗ってきた方数名が、駅員さんに「粉河寺はどっちですか?」と尋ねてました。
 粉河寺までの道中で地元の方と思しきおじさん(多分60代くらい)に話しかけられました。
「良い天気だねぇ」
「良い天気ですね」
「でも風が気持ちいいねぇ」
「そうですね」
「粉河寺行くんでしょ?」
「はい」
「あんた綺麗だねぇ」
 あ ら い や だ ♡
 これで今日一日機嫌良く過ごせることでしょう。何か久々に、その昔「オヤジ殺し」の名を欲しいがままにしていたことを思い出しました。

 粉河寺では300円納めて本堂内陣も拝観。やっぱり仏像は出来るだけ間近で見たい。本堂の建物自体もちょっと変わったもの(一重屋根の礼堂と二重屋根の正堂とが結合した構成を持つ複合仏堂の形式だそう)で、大きくて立派でした。


左・大門(重文)、右、粉河寺庭園(国指定名勝)と本堂(重文)。

 粉河駅まで歩いて戻り、和歌山線で和歌山方面に4駅戻ります。下車するのは岩出駅。ここからバスで20分、徒歩20分で根来寺です。
 駅を出るとずらりとタクシーが並び、その向こうに小さなバスが1台止まってました。あれでいいのかな? バスの時刻表を見ると・・・・・・・・・・バス無え・・・・・・・・1時間に1本もないバス便。駅に着いたらバスがいたなんて奇跡に近いんじゃないのか? つーか帰ってこれんのかコレ? ここで初めて車で来なかったことを後悔しました。バス20分・・・流石に歩く距離じゃないぞ・・・。

 ちなみに粉河でも岩出駅前でもコンビニというものを見かけませんでした。よってお昼を未入手(店に入って食べる気がない)。根来のバス停でバスを降りると、スーパーの向こうにファミマ発見! そこでおにぎりを買って、いざ根来寺まで徒歩20分の道程を歩き出しました。
 ・・・えーと、基本的にこーゆーとこの大きなお寺って山にあるんですよね。根来寺も例に漏れず山にあります。なのでバス停からの道は緩やかながらも上り坂です。途中までは結構交通量の多い道(但し車ばっかで歩行者はいない)。その道を標識に従って右に折れると、しっかり舗装されてるし道幅もあるけど、完全に山道。あーもう、こんなしっかりした道があるならホントに車で来りゃ良かったよ! これなら私の運転でも大丈夫だったよ!(多分) つーか根来寺、新義真言宗総本山なんてデカイ寺(のハズ)なのに、何でこんな不便なの!?

 しばらく歩くと大門が見えてきました。粉河寺の色鮮やかな大門とは異なり、時の経過を感じさせる鄙びた雰囲気ながら巨大な大門。何でも和歌山県内で高野山に次いで2番目に大きな楼門のようです(3番目が粉河寺)。
 大門は所詮入口。更に先に進むと、やっと境内らしい場所に辿り着きました。やっと、やっと着いた・・・。

 光明真言殿と本坊の名勝庭園、それから国宝大塔と大傳法堂(本堂)の拝観が500円。取り敢えず光明真言殿に参拝して、境内にあったベンチでおにぎりを食べて、それから受付で御朱印をお願いして拝観料を納めて光明真言殿と本坊の中に入りました。
 でも根来寺の見所は此処じゃないでしょう。庭園好きの方はこっちかもしれないけど、そうじゃない私にとっての見所は大塔と大傳法堂。国宝大塔は国内最大の木造多宝塔(多宝塔見ると真言宗!って感じするよね!)、大傳法堂には巨大な仏様が3体もおられます。
 大塔には秀吉の根来攻めの際の弾痕がいくつも残ってました。すげーすげー。そしてでけー。写真、フレームに収まりきらないかと思ったよ。
 大傳法堂内には、大きさ約5mの本尊・大日如来とその脇侍として金剛薩埵と尊勝仏頂尊の三尊が安置されています。全部重要文化財です。いやしかしこんなデカイ尊勝仏頂尊初めて見た・・・。堂内の壁際に椅子が並べられていたので、しばらく座って眺めてました。デカイしか言葉が出てこないんだけど(大仏見てる気分)。

 ちなみに根来寺には奥の院があります。開山興教大師覚鑁上人の御廟所なんですが、奥の院ってこっからどんだけ歩くのよ? パンフの地図なんかデフォルメされてて距離感覚判んないし、看板には距離や時間は書いてない。ここまで上り坂を20分歩いてきた私に、どれだけ歩くのか判らない奥の院まで行く根性はありませんでしたorz 多分そんなになかったんじゃないかって気がするんだけどね〜。

 さて、先程の道を歩いて戻りますが、バスはやっぱりありません。バス停近くにある根来タクシーの乗り場に行き、岩出駅までタクシー使っちゃいました。根来寺から乗らなかったのは、タクシーなんて影も形もなかったのと、節約のため。下りだしね。上ってきたんだから下りろよ自分みたいな。でも途中、ヒッチハイクしたくなりました。もしくは通りがかる車さんが「乗っていかない?」なんて声かけてくんねーかなーとか妄想。声かけられたらホイホイ乗るんか?という問いはこの際置いといて。ちなみに岩出駅から根来寺まで歩くと約50分らしいです。健脚なら。タクシー代は950円でした。根来寺から乗ったら確実に1000円超えますね、ハイ。

 駅には電車が来る5分前に到着。昨日も今日も電車の本数が少ない路線を使ってますが、それでも神懸かり的に少ない待ち時間で移動しています。勿論、時刻表は見てるけどね。


左から大門(右から「根」「来」「山」の扁額掛かってる)・名勝庭園の池の蓮・国宝大塔。

 すぐにやって来た電車に乗り、和歌山駅に戻ります。JR紀勢本線(きのくに線)に乗り換え、2つ先の紀三井寺駅まで。ええ、行き先は勿論紀三井寺です。

 さて、今日も私は地図を持っていないんですが、ここまで迷うことなく目的地に辿り着けました。今回も駅を出て右手の山の斜面に見えた寺っぽい建物を「紀三井寺だろう」と断定。駅には何の看板や標識もなかったので、それ目指して歩きます。
 結果、裏門からの参拝となりました♪(あーあ)
 ちなみにきちんと表から入ると、231段の石段を登っての参拝となります。まあこの石段の途中途中にお堂があるので、私も帰りはそっちから帰りましたが。裏門からは急な坂道を登りました。
 紀三井寺は正式名称を紀三井山護国院といい、真言宗系の救世観音宗の総本山。と言っても救世観音宗のお寺は紀三井寺だけですが。西国観音霊場の第二番札所です。
 裏から入ると坂を登り切ってすぐ本堂です。これがデカイ。すぐ正面に立派な桜の木が植わってて、全体を写真に収めることが出来ません。
 境内からは太平洋がよく見えました。景勝地として知られる和歌の浦、片男波海岸。向こうには淡路島や四国も見えるそうで。残念ながらこの時間(3時くらい)はもう逆光で、あんまり綺麗には見えませんでした。はっきり見たいなら午前中に来るべきだな、これは。
 帰りは表の231段の階段を下って帰りました。一気に下りずにお堂に寄り道しながらなので、数字よりは全然しんどくなかったです。上りはどうだか判んないけど。


本堂と境内から臨む和歌の浦・片男波海岸方面の景色。

 参道のお店にあった柚子ピールのソフトクリームに惹かれてそれを食し、また神懸かり的タイミングで駅に着いて電車に乗ることが出来ました。今日はここまで。和歌山駅へ戻ります。
 ちなみにホテルは和歌山駅の近くではなく和歌山「市」駅の近くです。昨日は和歌山市駅まで電車に乗ったんですが、今日は歩いてみることに。和歌山の中心街も中途半端なところにありますね。あとドンキがあってびっくりしました。

 ・・・・・・あれ? そーいやあたし、今日一日機嫌良く過ごせるハズだったんじゃなかったっけ?


**************
・過去の「今日」。

2003年09月02日(火) 故障中
2002年09月02日(月) ノートの罫幅にこだわる。 <琴星商事資財帳1>

2006年09月01日(金)
  和歌山大社巡り <画像あり>

 朝、7時半に起きた時は雨。9時にホテルを出る時には雨も上がって曇り空。仕事(学会)が午後からの夫と車で丹生都比売神社に向かいました。高野山の地主神だけあってかなりの山の中にあるんですが、世界遺産だからか道は結構整備されていて、私の運転でも行けるような所でした。但し車がないとキツイ。だってバスは大体2時間に1本。御蔭で私たち以外、参拝客はいませんでした。まあ平日の午前だしね。ちなみに和歌山市内中心部からは1時間〜1時間半弱です。

 丹生都比売神社は勿論「神社」ですが、高野山、即ちお寺さんと深い関わりがあります。だから楼門(重文)に掛かっていた幕は金剛峯寺の奉納でした。「奉納 総本山 金剛峯寺」と白く染め抜かれた幕が掛かる神社。何だか不思議な光景。

 参拝後、授与所で御朱印を頂きました。そこで「幸せ鈴御守」と「開運招福琵琶お守り」をゲット。御朱印を書いて頂いている間、書いて下さっている年配の御神職(宮司さん?)ともう一人中にいたお若い御神職(若いと言っても私より上だと思うけど)とお話ししました。お二方ともとても気さくにお話しして下さる方で、こういう御神職に出会うと神社のイメージもぐーんとアップします。

 ・・・んでそのまま市内に戻ったんですが、まんまと杉見てくるの忘れましたよ。つーか山ん中だけあって木だらけ。公式サイト情報によると、8月7日に樹木医の指導のもと、根元の砂利・コンクリートの除去、土壌の改良作業を行ったそうです。いじめ(?)に負けずに頑張れ杉!


左と真ん中の写真に写っている紫色の幕が金剛峯寺奉納のもの。

 市内に戻ると空はすっかり青く晴れ渡ってました。でも一応折りたたみ傘は持っておこう、うん。
 和歌山駅で車を下ろしてもらい、わかやま電鉄貴志川線に乗って、午後は貴志川線沿線の3つの大社を巡ります。まずは一番遠いところから。伊太祁曽駅で下車して、伊太祁曽神社へGO。
 電車はあまり待たなかったけれど、駅を出ても地図がない。私も地図なんか持ってない。車窓から見えた北側の風景には神社の杜らしきものはなかったし、南だ!と勘で駅を出て右手に進み、左に折れると、正面に大きな鳥居。ビンゴ! 鳥居をくぐって参道を進むと、右手に境内がありました。
 伊太祁曽神社は紀伊国一宮のひとつ。主祭神・五十猛命は日本中に木を植えたという神様。紀伊国は即ち「木の国」。雨上がりの青空と、湿り気を含んだ空気、それに辺りを覆う木々。深呼吸したくなる神社です。こういう空気に触れると、神社にお参りに来て良かったなぁ、と心から思います。

 ここでは釣り好きの夫に「大漁御守」をゲット。木の神様なのに大漁御守なんかあるのは、船の材料が木だからのようです。なるほど。


真ん中は境内で見た空。何だかとても綺麗に見えたので。
右は大漁御守。御守が入ってた袋に描かれた図、顔みたいに見えません?
「太」の字を図案化した神紋なんじゃないかと思うんだけど・・・。

 続いて4駅和歌山方面に戻り、竃山駅で下車。竃山神社へ向かいます。この神社は駅から南へ500mくらいという情報のみで行動。取り敢えず駅へ出て南へ進むと、一の鳥居と思しき鳥居が橋の向こうに道路を跨いで立っていました。てことはこの道路を真っ直ぐ進めば神社があるね? それを信じてひたすら進むこと約10分。目的の竃山神社に辿り着きました。
 竃山神社は旧官幣大社。神武天皇の兄神を祀る神社です。今も境内は広いですが、決して大規模然した神社ではありません。でも旧官幣大社。皇室系の神様を祀る神社らしく、社殿前には玉砂利の広場があって、鬱蒼という感じではなく清々しさを感じる神社でした。ちなみに後ろの丘は祭神の御陵だとか。

 駅まで早足で頑張って行きに乗ってきた次の電車に乗車(本数少ないの)。次は2つ先の日前宮駅へ。通称「日前宮」。日前神宮・国懸神宮へ向かいます。
 この神社は日前神宮と国懸神宮というふたつの大社が同じ境内に並んで建っている不思議な神社です。どちらも旧官幣大社。そして延喜式名神大社で紀伊国一宮。鹽竈神社と志波彦神社も同じ境内にふたつの神社ですが、社格はここより低い旧国幣中社です。

 参道を進むと、やがてT字路。突き当たりには「右 國懸神宮 左 日前神宮」と書かれた木札が立っていました。まずは左の日前神宮から参拝。続いて国懸神宮。ここも周りはかなり市街地化していますが、境内は木々に覆われて居心地の良い神社です。ただ、国懸神宮側の隣が中学校で、やたらうるさい声が聞こえてましたが。


左、竃山神社。中、ふたつの官幣大社の名を記した社号標。右、日前神宮の社殿。

 日前宮から和歌山駅までは歩いて帰りました。電車まで時間あったし、2駅だし。いい加減日差しがキツかったので持ってた折りたたみ傘を日傘代わりに差して歩いてました。ええ雨傘ですが何か? 爽やかな秋の空気だったので、日陰だと結構涼しいんですが、日差しはまだまだ夏だから暑くてねェ。
 和歌山駅に着くと、丁度貴志川線もホームに到着したところでした。電車待って乗って帰ってきてもほぼ同じ到着時間だったのね。運動になって良かった良かった(きっと)。

 今日はこの4社で打ち止め。どれも立派な神社で満足です。やっぱり木の国の神社は木々が印象的でした。ホント空気キレイ。

 明日は日傘を忘れないようにしよう。日焼け止めも念入りに塗ろう(今日は曇りだと思ってかなり軽いのしか付けてなかったのさ)。


**************
・過去の「今日」。

2005年09月01日(木) 今日から9月

≪ prev ▲page top next ≫

←心の琴線に触れたらば是非押して下さい。励みになります。
エンピツMy追加
※エンピツ作者様へ 当サイトはwhoisMyを告知しない設定になっています。
About Link
Copyright (C) 2001-2009 Kazuki Matsumoto, All rights reserved.