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■ 2005年09月07日(水) 涙の理由
今日も「ファイト」です。興味のない方はどうぞスルーで。以下、今日のネタバレ。
************ G1を勝ったものの、骨折して競走能力喪失となったジョンコ。金満馬主・今岡はジョンコの処分(つまり、殺しちゃう)を決めますが、優たちは今岡に1ヶ月の猶予を貰い、乗馬クラブなんかにジョンコを引き取ってもらえないか掛け合います。でも、引き取り手は見つからない。 啓太の発案で岡部の撮った写真と共にジョンコが処分されてしまうことが地方紙に載ります。すると、村上厩舎に全国から大量の人参や「ジョンコを殺さないで」という手紙が届きます。それを見た今岡は、ジョンコの処分を取りやめます。そして、村上の尽力でジョンコは生まれ故郷の牧場に繁殖牝馬として引き取られることが決まります。
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良かったねぇぇジョンコぉぉ ( つД`)ワアァァアン
・・・・・・・・・・・・なんてハナシだと思ったら大間違いですよアナタ!
そんな理由で泣きません。競馬ファンじゃなかったらそんな理由で泣けたかもしれませんが、私はそんな理由で泣けません。
もしジョンコが牡馬だったら?(種付けは1頭の牡馬でたくさん出来るから、牝馬と違って繁殖用の牡馬=種馬はそんなに必要ないのです) もしジョンコがG1勝ってなかったら?? もしジョンコがスターホースじゃなかったら???
走らなかったから。 勝てなかったから。 走れなくなったから。
競走馬としてデビューしたものの、勝つことが出来ずにターフを去る馬はたくさんいます。勝てたけれど、ジョンコのように怪我をして競走生活を続けることが出来なくなる馬もたくさんいます。 でも、ジョンコのように第2の馬生を得ることが出来る馬なんて、ほんの一握り。現実は、たくさんの馬が処分されている。
ジョンコの話は作り話で、それ故にとてもタイミングが良く、御都合主義で、作り話なんだからしょうがないけど、所詮は綺麗事。 そしてきっと、そんなことも知らずに「ジョンコ良かったねぇ」なんてテレビを見ている人がたくさんいる。
だからこそ、涙が止まらないのです。勿論、ジョンコが処分されなかったのはとても嬉しいことだし、そのことを無邪気に喜ぶ人がいるのは全く悪い事じゃないんですけど、でも涙が止まらないのです。
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・過去の「今日」。
2004年09月07日(火) 暴風!! <画像あり>
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