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2014年03月10日(月) |
いまだに原発を再稼働すべきかどうか、という議論をすること自体、気が遠くなるほどバカだ。 |
◆記事:教訓踏まえず再稼働議論と批判 事故調トップが相次ぎ(共同通信 2014/03/10 20:24)
東京電力福島第1原発事故3年に合わせ、政府、国会、民間の事故調査委員会のトップ3人と、
当時の米原子力規制委員会(NRC)委員長のグレゴリー・ヤツコ氏による討論会が10日、
都内の日本記者クラブで開かれ、事故の教訓を生かさないまま再稼働の議論が進む現状に批判が相次いだ。
政府事故調で委員長を務めた畑村洋太郎氏は、事故当時、第1原発に近い福島県富岡町では
渋滞が発生し避難が困難だった事例を紹介。原発の半径30キロ圏の市町村が策定しなければならない避難計画について
「計画の正当性が確認されてから再稼働の議論をすべきだ」と指摘した。
◆コメント:原発再稼働の議論をすること自体、バカ過ぎて、信じられません。
明日で地震から3年だというのに、まだ、議論がこのレベルなのかと思うと、ヘナヘナと全身の力が抜けてしまいます。
原発を再稼働すべきか否か?という議論をしたがる人は、まさか、この事故調査委員会の元委員長は違うと信じたいですが、
原発は、停止していれば(運転しなければ)安全だ、と思っているのでしょう。
そう言う問題ではない、一体この3年間、何を勉強したんですか。
原発は稼働していてもいなくても、そこに原子炉があり、原子炉圧力容器の中に、
核燃料が入っている。それだけで既に十分過ぎるほど危険です。
万が一、原子炉真下の断層がずれたら、地面が崩れるのですから、耐震構造など関係なく、
原子炉圧力容器が、あるいは圧力容器が壊れなくても、閉じたシステムのどこか一箇所が壊れるだけで、
十分危険です。原子炉が壊れたら、冷却水の中に浸かっているから、何とか安全なのであり、
原子炉がこわれて、一瞬のうちに冷却水が失われたら、中の核燃料は自らの崩壊熱で溶融し、
そうなったら、ものすごい放射能をだしますから、人が近寄って水を掛けて冷やすこともできない。
それが、もしも、ある地域の複数の原子炉で起きたら、福島第一だけでも、日本は途方に暮れているのに、
もう、どうしようも無い状態になる。
再稼働するべきか否かなど、議論の余地はない。
全ての原子炉を一刻も早く廃炉にするべきです。
というような初歩的なことを地震から3年経っても書かなければ分からない人が大勢いるのが
誠に残念です。
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