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JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆元・ベルリン・フィル第一コンサートマスター、安永徹さんの最初のCDです。 先日、久しぶりにマーケット(流通市場)で見かけたので、御喜美江さんのアコーディオンと 2012.08.19 【音楽】御喜美江「アコーディオン・バッハ」/ラベック姉妹「ラグタイム集」 大袈裟にいうと、こういうものは買える時に買わないと「取り返しが付かない」のです。 今日は今までに何度、ご紹介し、何度お薦めしたか分からない、 元・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団第一コンサートマスター、安永徹さんと、夫人でピアニスト・市野あゆみさんの、 デュオ・コンサート 毎日チェックしている訳では無いから、いつからあるのか分かりませんが、 一時期ずっと入手不可能になっていたのです。今、念のため、HMVとTowerRecordを確認しましたが、ありません。 Amazonのマーケットプレイス(中古品)だけです。こういうのは、本当に貴重ですから、ある時に買うべきです。 勿論、音楽は各人の好みなのですが、この安永さんのヴァイオリン演奏の録音は、私の独断で書かせて頂くと、 古今東西のあらゆるヴァイオリンのレコードやCDの中でも最も上等な演奏が収録されている。 亡くなった、作曲家の芥川也寸志さんが、「音楽は技術じゃないからね。結局精神の問題だからね」と何度も言われてました。 勿論ヘタクソでは、話にならないのであって、ベルリンフィルのコンサートマスターになるような方は、 そこらのソリストより、余程テクニックもあるのではないか、という位上手な方が就任するのですが、上手いだけではやはり、ダメだ、ということ。 演奏者の教養とか、人品、人格、品性は、音になって、確実に外側に現れるのだ、ということがよく分かります。 ◆一部、引用させていただきます。 こと、音楽に関する限りは、言語をいくら連ねるよりも、聴いて頂くに限ります。 「ある音楽家の教養の程度は、彼のモーツァルトに対する関係で分かる」(カール・フレッシュ「ヴァイオリン演奏の技法」) という位です。 モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ 第21番 ホ短調 K.304 第一楽章 Mozart Violin Sonata No.21 in E minor K.304 ��. Allegro モーツァルトの作品には短調が少ない。短調には何か特別な思い入れがあるような気がします。 しかし、それを意識し過ぎると、過剰にメランコリックになります。安永さんの解釈はそこが絶妙だと思います。 また、これは、最初のコレルリから一貫していますが、伴奏の市野あゆみさんの美しいピアノの音色と、安永さんのヴァイオリンのそれが 非常に美しく融け合っていることが、よくわかります。 終わりはアンコールピースです。 エデ・ポルディーニ 7つのマリオネット - 第2番 踊る人形(編曲:F. クライスラー) Ede Poldini 7 Marionnettes: No. 2. Poldini valsante (arr. F. Kreisler) この編曲者。ヴァイオリニストで作曲家でもあったフリッツ・クライスラーの今年は、没後50年です。クライスラーの小品を上手く まとめるというのは、意外とプロでも難しいのだそうです。ほど良い「遊び心」が必要です。最初から最後まで、クソ真面目にインテンポで 弾かれては、聴き手は面白くありません。安永さんは、実に心得たものです。 上品なルバートと、アーティキュレーションのメリハリがヴァイオリンとピアノでピタリと合っていて、 聴く者に心地良さをもたらします。 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第一コンサートマスターというのは、オーケストラのスコアを全部、 知っていなければならないし、リヒャルトシュトラウスのように難しいコンサートマスターのソロもありますし、 ベルリン・フィルの場合一年半に一回だか、二年に一回だか、コンサートマスターが、ベルリン・フィルの伴奏で、 ブラームスとか、ベートーヴェンとか、きちんとしたコンチェルトを弾かなければなりません。そのソロの勉強も 日頃から研鑽を積んでいなければなりません。並の人ではないのです。 このCDは是非一人でも多くの方が愛聴盤になさることを切望します。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年08月26日(金) 絶対面白い。【音楽・映像】「ダニー・ケイとニューヨークフィルハーモニックのゆうべ。」(日本語字幕付) |