JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆作曲家が何故か少ない英国 英国人に音楽的才能がないわけでは決して、ない。しかし、どちらかというと、演奏家に天才的な人が多く現れている。昨年、デニス・ブレインというホルン奏者について書いた。亡くなってから半世紀近くを経てもなお、伝説的という形容がぴったり当てはまる、不世出の名手である。 ◆パーセルの後、英国では200年、著名な作曲家が生まれなかった。 200年の空白の後にようやく、エルガー(1857‐1934)が現れる。この人は寡作ではないのだが、日本ではあまり知られていない、というか、私もそんなに知らない。何といっても「英国の第2の国歌」と言われるほど、英国人にはもちろん、世界中の人から愛されている、行進曲「威風堂々」第1番と、ピアノの小品「愛の挨拶」がずば抜けて有名である。私はロンドン駐在時代に、誘いを受けて、エルガーの「オラトリオ」という大曲を聴きに行ったが、あまりの退屈さに、寝てしまったのを覚えている。 ◆今日はヴォーン・ウィリアムズの命日なのだ。 そして、エルガーとほぼ、同じ時代に英国に登場して、日本では、エルガーよりも更に無名な(と言っては失礼だが)、作曲家、ヴォーン・ウィリアムズ(1872〜1958)という人がいる。今日はその人の命日であることをたまたま知ったので、英国音楽史(というほどのモノでもないので「緒論」とした)を書いてみようと思ったのである。 そしてちょっと横道にずれるが、アカペラの「スコラーズ」というグループがグリーンスリーブズのみならず、イングランド、スコットランド、アイルランド民謡を歌ったイギリス民謡集という、このCDは本当に素晴らしい。透き通るようなカウンターテナーの声。それから、兎に角ハーモニーの美しさ。当分飽きない。 ◆記事:地表からわずか6600キロ!=3月末に小天体がニアミス−国際天文学連合 今年3月末に、直径が推定約8メートルの小天体が、地球の地表からわずか約6600キロまで接近し、通過していたことが分かった。国際天文学連合(IAU)の小惑星センターが26日までに発表した。仮に衝突しても地表に落下する前に砕けてしまい、被害はなかったとみられるが、接近距離は地球の半径約6400キロにほぼ匹敵し、観測できた範囲では過去最短だった。 ◆コメント:これはすごい。こういうのを、地球近傍天体といいます。 わずか直径8メートルだったからよかったが、それは偶然だ。6600kmは間違いなく、観測史上、最も地球に接近した天体だ。危ない危ない。地球近傍天体について以前書いたので、ご参考まで。
2003年08月26日(火) 「弔事は全てに優先する」、ということぐらいは知っていてほしい。「村八分」は何故「八分」なのか。
JIRO
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