備忘録『維新前夜の京をゆく 新選組見聞録』(京都新聞出版センター)『新選組 幕末の青嵐』木内昇(集英社文庫)『新選組血風録 新装版』司馬遼太郎(角川文庫)先週は朝ドラ『あさが来た』で今ふたたびの山本土方を堪能出来ました。そんなわけでここ2カ月程の間に借りた新選組関連本をまとめて。memo:『新選組見聞録』は主に京都で新選組に縁のあった場所をその事柄解説と共に地図と写真で紹介するガイドブック的な本です。「浪士組入洛」(八木邸,旧前川邸,壬生寺周辺紹介)から始まって「池田屋騒動」「油小路の変」「大政奉還」等大きな歴史の舞台になった地だけでなく、粛清された隊士の墓を載せている「局中法度」の項などもあり、初心者であればこの一冊で京の新選組の縁の地巡りは十分ではと思います。なので後日Amazonのマケプレで購入しました。『幕末の青嵐』は近藤勇や土方歳三など各人の目線で新選組内の事件や出来事を語るスタイルの小説です。土方から始まって,沖田,近藤,山南・・・そして再び土方と、40項強ある小見出しごとに主となる人物が変化していくので読みにくいと感じる人もいるかもしれませんが、大河ドラマ『新選組!』が好きだった方には猛烈にお薦めしたい一冊です。各人の語り口や描き方がかなり大河での役の印象と合うんですよ、特に土方と沖田(あくまでも私感ですが)。私の脳内では小説を読みながら人物像は大河の耕史くんや藤原くん他の面々とリンクして、読んでいて本当に楽しかったです。何度でも読み返したいと思った本だったのでこちらもマケプレで購入しました。『新選組血風録』は新選組にまつわる15編の短編からなる一冊。「油小路の決闘」や「芹沢鴨の暗殺」などは有名な出来事だけれど、新入りの美剣士が起こす騒動や間者の悲劇等、歴史の大きなうねりの中では埋もれちゃいそうな人物が描かれているのが興味深かったです。でも私がこの小説から一番感じたのは「監察方の山崎烝の有能さ」かも。次の司馬さん本は『燃えよ剣』の予定です。 −−−過去の今日のこと−−− 2014年10月19日(日) 第38回逗子市民まつり2010年10月19日(火) マリーンズ 日本シリーズ進出決定 ☆2009年10月19日(月) どんどん片付け2008年10月19日(日) 第32回 逗子市民まつり2007年10月19日(金) 奈良恋し2006年10月19日(木) 鎌倉の手芸屋さん 【スワニー】2005年10月19日(水) 「クイズで聞く市長候補」2004年10月19日(火) 住宅街の人気八百屋さん2003年10月19日(日) 『萬狂言−秋公演−』2002年10月19日(土) 第161回『青葉の街・土曜コンサート』2001年10月19日(金) 読書の秋 【山内図書館】