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■ 理想と現実の狭間で
授業は一次関数を,教師主導で。 目の前の生徒の姿を見て, 理想とする授業の在り方に迷っている。 「これなら誰でもうまくいく」といった言い方をしない方がいい。 岡山の川上先生の言葉が思い出される。 理想を持たなければつまらない, でも,現実にマッチしなければただの戯言。 理想と現実の狭間で,どう生きていくのか。 自分が問われている日々。
傾きとグラフを順を追って示すことで, 傾きの意味を見せていく。 最後までついてくれば, χが1増加するごとにyが変化する量と, yの増加量/χの増加量 が同じものであることが見えてくるはず。 しかし,途中でついてこれなくなる生徒には,見えるのか。 わかりやすいようでいて,教師の自己満足なのかもしれない。
もうひとクラスは,この前段階。 たくさん例示するよりも, ここで,すぐにグラフを描かせた方がいいのかもしれない。
放課後はゲストを招いての特設授業。 商業高校を卒業後, 東京のエステティシャン養成の専門学校へ。 そこで国際資格を得て,卒業後は名古屋で勤務。 なかなか厳しい業界の内部事情。 イメージの華やかさを演出し続けるには, それなりの企業努力が必要。 「ありがとう」を言ってもらえることの喜びと, 接客する楽しさを体感している方。 それでも,理想と現実の乖離に耐えられず転職。 「好き」を「仕事」にすることは,簡単ではない。 20代半ばながら,語れるものを持っているのは, 素晴らしいこと。 いや,人は誰でもそうなのかもしれない。 それぞれが迷いながらも良かれと思って,生きているのだから。 若手のS先生の同級生ということもあって, 上手に講師の良さや迷いを引き出して,生徒も引き込まれていく。 板書も,なかなかいい。 この授業の本質を理解しているからできること。 また希望者を募ってというのも,はじめてのこと。 ゲストを招いての授業で,教員はどうあるべきかを 学年の多くの教員で見る機会となったのも,うれしい。 風邪のため,人数が減ってしまったのは残念。
2007年01月30日(火) 学んだ実感 2006年01月30日(月) 春のような暖かさ 2005年01月30日(日) 柔道の凄さ 2004年01月30日(金) 苦労するのは厭わねど・・・
2012年01月30日(月)
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