今さらだけど娘の運動会の話。
娘の運動会では午前中は園児達の競技と演技があり、午後からは園児達の競技以外にも「保護者競技」があった。保護者だけの競技は希望者のみが参加。今年は抱き枕ほどの大きなバルーンを持ったリレーだった。私は運動は大の苦手なので参加しなかったけれど、競技に集まった人達は意外にも本気モードで驚いた。
ここだけの話。私は保護者競技なんて形だけの事かと思っていたのだけど、飛んでもなかった。皆さん超本気。準備運動をして身体を慣らしているお父さん達の姿はいかにも「元・陸上部です」って感じで手抜きなど許されない雰囲気。そして実際に競技がはじまったら、物凄いスピードで走ること走ること。転倒して脳震盪を起こして倒れる人も出る始末。倒れた人は知っている人だったのだけど「転んで気がついたら閉会式がはじまっていた」と後日話を聞かされた。
娘の運動会は市の運動会とも重なっていた。我が家も娘が幼稚園に行くまでは参加していたけれど、昨年からは幼稚園の運動会と重なるので辞退させてもらっている。市の運動会は町内ごとにチームを組んで参加する競技があるのだけれど、私の町内ではムカデリレーで決勝まで残ったとのこと。参加するまでは「気楽に楽しみましょう」なんて言っているのに、実際に競技が始まると本気になってしまう人が多かったらしい。もっと驚いた事に、別のリレーで本気を出し過ぎてアキレス腱を切ってしまった人もいたとか。
熱い……熱過ぎる。
私は子どもの頃から運動が大の苦手だったので、運動会で熱くなってしまう人の気持ちは分からないのだけれど、人間っていくつになっても好きな事には熱くなってしまうものなのだなぁ。怪我をするのは戴けないけれど、熱くなってしまう大人っていいものだと思う。
それはそれとして。幼稚園の保護者競技に出た人から「来年はご夫婦で参加してくださいね」と釘を刺されてしまった。出来れば全力で遠慮したいところだけれど、逃げ切る自信はない。和気藹々とした楽しい競技ならともかく超本気のリレーとか本気で遠慮したい。来年の運動会が軽く憂鬱だ。
それはそれとして、運動会で熱くなってしまう人達をちょっと羨ましく思った。彼らはきっと子供の頃も運動会で活躍したタイプだったのだろうなぁ。意外な人の意外な面を垣間見る事が出来てそういう意味でも楽しい運動会だった……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。