< 浮かんだ自身は死に神でしょうか >
其の脳裏に出没して、 自身の介在出来ぬ空間迄をも、 専有したいと。
希う事が在るけれど。
其の領域は。
恐らく、 個性の一部に類する物で。
其れ其れに。
想いに依らず優先される特徴を、 備えて居るのだろう。
其れ故に。
願えど願えど顕れぬ自身は、 寧ろ好ましい事で。
普段と異なる、 其の姿は。
余り愉快では無い予感を、 呼び覚ますのか。
「夢で見たよ。」
珍しく、 俺の姿が微睡む脳裏に映されたと。
あの子は、 伝えて来た。
「夢で見たよ。」 「一度逢いたかった。」 「声も聞きたかった。」 「もうだめみたい。」
際に浮かぶ姿は。
古来より。
想いを区切る刻限の呼水と、 言うけれど。
---------- References Oct.22 2014, 「何時か微睡みを想えるでしょうか」 Jul.04 2013, 「其処迄酷い雄でしょうか」
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2016年02月13日(土)
---------- History
2007年02月13日(火) 値段の分からぬ雄でしょうか 2006年02月13日(月) 勢力争いでしょうか 2005年02月13日(日) 鋭いからこその棘では無いのですか 2004年02月13日(金) 弁解の為の縛めでしょうか 2003年02月13日(木) 素直な肌で抱き合えますか
< 望まぬ目先を謀るのですか >
自身の為した振る舞いに、 応じて。
其の報いを、 受けるものだから。
自身の希う想いは。
其れを贈り続ける事から、 始まるのだ。
言い換えれば。
外へ出たい。
帰りたい。
渇望する其の想いを、 謀り、 為す事は。
恐らくは。
何らかの謀として、 姿を変え。
自身を傷めて終わるに、 違いない。
「小坊主ちゃんとと居る時以外は。」 「ほぼ演技で生きてきたからね。」
そう口にする、 あの子は。
そうして。
都合の良い演技ばかりを、 撒き散らし。
挙げ句、 自身の傍に招き続けて来たのだろうか。
「お迎え来て貰える人。」 「頭の中で探し中。」
許されぬ帰宅に。
抗する術を巡らす、 あの子へ。
「先生はさ。」 「迎えに来る人を求めてる訳じゃ無いでしょ?」
既に分かり切って居るで在ろう理由を、 敢えて突き付け。
必死に、 自重を促した。
今、 誰かを利用すれば。
逆に利用されて終わる事位、 理解して居て。
其れでも。
其の場から、 離れたいのだろうけれど。
---------- References Dec.29 2015, 「明けない年は無いのでしょうか」 Oct.13 2015, 「在り得ぬ未来が力に為りますか」
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2016年02月12日(金)
---------- History
2008年02月12日(火) 交わさぬ想いは育つでしょうか 2006年02月12日(日) 新しい物に限るのでしょうか 2003年02月12日(水) 中を透かして見られるのですか
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