雲間の朝日に想うこと


< 交わさぬ想いは育つでしょうか >


眼前に在る筈の、
其の姿を。

例え、
想い描く事しか出来ぬ刻でも。


音を以て。

文字を以て。

互いの想いを育む事は、
可能だけれど。





互いの、
其の間隙に。

如何なる粒子の介在も、
在らぬ刻に。



果たして。

どの程度、
想いを育む事が可能なのだろうか。








自身の内を巡り、
如何に、
増幅されて居ようとも。


外界と、
何の相互作用も生じない、
閉鎖回路では。


想いは、
育って行かぬのだ。













 「もうすぐだね。」


久しぶりに。

坂の街の人と、
文字が、
行き交う。














其の夜は傍に在る。

唯、
其の一点を支えに。



手を繋ぎ、
其の温もりを貪る一瞬を。

脳裏に、
投影し続けて居る心算でも。






本当は。

自身の眼前にしか、
想いは、
向いて居ないのかも知れない。











交わしてこその、
想いなのにね。





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References
 Dec.16 2007, 「祝いの想いは遠いでしょうか」







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2008年02月12日(火)


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History
2006年02月12日(日) 新しい物に限るのでしょうか
2003年02月12日(水) 中を透かして見られるのですか





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