雲間の朝日に想うこと


< 其の振りには何が潜んで居ますか >


知識は。

時に人を、
助ける物だけれど。


知識は。

時に人を、
絶望の淵へ追い落とす。





知る事の是非が、
何れに、
軍配を掲げるのか。

其れは、
分からないけれど。











知らぬ事と。

知って、
知らぬ振りをする事と。



其処に在る差異は、
極めて、
明白だろう。





















 「再発したらさ。」


ふと呟いた、
あの子の言の葉に。

知を応じかけ、
慌てて、
踏み留まった。


















知識を持ち合わせぬ筈は無い、
あの子は。

知識を持ち合わせぬ筈は無い、
俺に。




素知らぬ振りをして。

素知らぬ振り迄して。



何を、
伝えたいのかな。





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References
 Jan.11 2013, 「もう一度振り向ける新年でしょうか」
 Mar.02 2013, 「次は無い湯煙でしょうか」







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2013年03月24日(日)


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History
2006年03月24日(金) 意味深な例えでしょうか
2005年03月24日(木) 既成事実が欲しかったのでしょうか
2003年03月24日(月) 何故後ろ向きの笑顔が見えるのか
2001年03月24日(土) この迷いは確信ですか



< 殊更遠い距離でしょうか >


距離は。

其の周囲に在る季節にも、
差異を生むから。


寒と暖と、
其の境目を隔てて、
在る事で。

より強く、
互いの距離を意識する。




其れ故に。




寒と暖との境界が、
急峻ならば。

殊更、
二人は遠離るのだろうか。
















穏やかに、
緩やかに。

其の緩衝地帯の変化が、
然程、
大きく無い事を。


希う。





















 「咲いたよ〜。」


あの子から。

春の使者の画が、
届いた。















今春は、
寒暖の差が激し過ぎて。

少し、
二人の距離が遠いね。






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2013年03月19日(火)


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History
2005年03月19日(土) 想う相手は離れたのでしょうか
2003年03月19日(水) 一年前の傷は治りましたか
2001年03月19日(月) 限界を感じてるのか



< 重心に足り得る想いでしょうか >


如何に、
歪な形で在ろうと。

如何に、
異質な集合体で在ろうと。


其の心に、
軸さえ備えて在れば。

決して、
振れる事無く廻るから。








其れが、
是で在ろうと非で在ろうと。

其れが、
真で在ろうと偽であろうと。




芯を、
其処に備え続けて。

想い惑い揺らいだ先に、
変わらずに、
在り続けさえすれば。



其れで、
良いのだろうか。












何が是で、
何が真か。

例え其れが、
刻々と入れ替わったとしても。





 「おいで。」


膝の上に乗せて。

唯、
腕に包み抱く、
其の刹那を。


如何なる時も。

失わず、
備え続けて居る事が。





必要十分な条件なのかも知れない。



















ぐらぐらと。

常に揺らいで歩み来た、
あの子は。




 「小坊主がぐらぐら揺れると。」
 「私は飛んじゃうんだよ。」



若しかしたら。

唯、
軸を欲して来ただけなのかな。




是非など二の次で。





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References
 Sep.18 2012, 「見て居なかったのだと斬り付けるのですか」
 Sep.20 2012, 「白でも黒でも無い事でしょうか」
 Nov.11 2012, 「受け容れる事は想いでしょうか」
 Nov.25 2012, 「突き詰めて良い想いでしょうか」







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2013年03月09日(土)


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History
2004年03月09日(火) 記念日がそんなに悲しい日でしょうか
2003年03月09日(日) 相手を想うとは何なのだろうか
2001年03月09日(金) 相思相愛だったのか



< 次は無い湯煙でしょうか >


一瞬だけ。

其処に、
遊び心や香辛料が在れば、
充分で。


決して。

自身を曲げたり、
無理をする必要など、
無いのだけれど。






其の場限りと、
想い極めた刻で在れば。


其処に。

鬼気迫る、
凄みが宿るのだろうか。












自ら、
身体を寄せ。

既に逆上せた顔で、
意固地に身体を振り続ける、
あの子の姿に。


気圧されて。





 「無理するなよ。」

 「嫌。」

 「逆上せるよ。」

 「嫌。」

 「駄目。」

 「嫌。」

 「嫌じゃ無い。」
 「今はお終い。」

 「うん・・・。」
 「そうする・・・。」



無理矢理、
其の動きを制す。



















 「あのさ。」

 「ん?」

 「一緒に入るのも明るいのも自分から迫るのも。」
 「恥ずかしいんじゃ無かったの?」

 「恥ずかしいよ。」
 「恥ずかしいけれど・・・記念。」

 「そっか。」








此の、
想いの源泉が。



期限など意識せずに。


唯、
唯、
想いを重ね逢わせて居る。

其れだけの、
刹那で在って欲しいと。







切に、
切に。

願って終うね。





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References
 Jan.11 2013, 「もう一度振り向ける新年でしょうか」
 Sep.18 2012, 「見て居なかったのだと斬り付けるのですか」
 Sep.14 2012, 「選択では無く廃棄でしょうか」







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2013年03月02日(土)


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History
2005年03月02日(水) 想いの前に常識は無いのですか
2002年03月02日(土) 貴女の事だけ考えさせてくれませんか
2001年03月02日(金) 画面に匂いでも付いていたか





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