雲間の朝日に想うこと


< 相手を想うとは何なのだろうか >


貴女がどうしていたのか、
そんな事を聞きたいのでは無い。


 「気持ち悪い・・・」
 「治ったらメールする。」


そう言い残して受話器を置いた貴女の報告を、
確かに心待ちにしていたのは事実だけれど。

貴女が元気なら何の問題も無い。



貴女は今俺どころじゃないから。

貴女の身内の病の方が、
俺の事より重要なのだから。



貴女の事が心配なのは事実だけれど、
俺が心配するしないは俺の勝手で本質では無い。


貴女が元気な事が、
貴女の身内が元気になる事が、
本来の問題なのだから。


俺の疑問符は、
貴女の報告が遅れたから産まれた物では、
断じて無い。













貴女は本当に、
俺の事を想っているのだろうか。

貴女は本当に、
俺の事を考えているのだろうか。








立て続けに届く着信。
震え続ける携帯電話。
鳴り続ける家の電話。


 「話せる時間出来たら電話下さい。」


メールにはそう書きながらも、
矢継ぎ早の催促が届く。




貴女に其の時が在る様に、
俺にも其の時が在る。


身の回りの事で、
仕事の事で、
他の事に気の回らない時が在る。



貴女が心配するのは自由だけれど。

貴女が心配するしないは、
貴女の勝手で、
決して本質では無いんだよ。











少し休息を下さい。
心を休める時を下さい。


貴女の想いは「想い」では無くて、
一方的な気持ちの延長だと、
俺は思うんだ。


2003年03月09日(日)


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2001年03月09日(金) 相思相愛だったのか





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