雲間の朝日に想うこと


< 想う相手は離れたのでしょうか >


朝、
目覚めの其の時から、
夜、
眠りに就く迄。

同じ対象を想い続ける事が、
在るのなら。


其れが、
自身であって欲しいと、
希うけれど。






慣れるからだろうか。

或いは、
違いを感知する能力が、
相対的に、
秀でて居るからか。







其の視線は、
決して俺には向かず。

今迄と異なる環境へ、
向かうのだ。



想いと共に。













まるで、
赤子が母親を呼び続ける様に。




 「寂しいよ。」

 「元気かな?」

 「電話してみる?」

 「小坊主が居なくなっても良いけど。」

 「猫居なくなると寂しいよ。」

 「猫の首に携帯ぶら下げる?」

 「そうしたらいつでも猫の声聞ける?」


姫は。

飼い猫の事ばかり、
口にし続ける。












お互い、
寂しさを消せずに居るのだろうか。














 「本当に電話して来たんだぞ?」


一時帰宅した、
息子の、
其の表情は。

嬉しそうだった。











何時もの、
面倒と言わんばかりの表情では無く。





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References
 Jan.23 2005, 「一晩で季節は戻るのでしょうか」
 Nov.29 2004, 「春は来ないのでしょうか」


2005年03月19日(土)


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History
2003年03月19日(水) 一年前の傷は治りましたか
2001年03月19日(月) 限界を感じてるのか





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小坊主
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