< 諸刃は苦しく無いのでしょうか >
疑心や、 不信は、 他ならぬ自身が産み出す物で。
自身が、 其れを創り続ける限り。
信用も、 信頼も、 決して獲られない。
相手に全ての吐露を強要しながら、 自身には、 吐露せぬ裏が在る。
其れを、 繰り返して居る限り。
自身から、 疑心暗鬼が消える事など無いのだ。
恐らくは、 意図を持って並べられた、 一連の題名を。
想いの時系列に重ね逢わせ、 顧みる事で。
自身が居ぬ間に芽吹いた、 一筋の光と。
急速に枯れ始めた、 苗木に。
確信を添える。
再び、 事は繰り返されて居るのだと。
互いの間に訪れた想いの衝突は、 何の進歩も産まず、 無駄に弾け飛んだのだと。
真を吐露せぬ、 切り口は。
後から、 後から、 疼いて自らを蝕む。
精々、 其の痛みに怯え続けるが良い。
もう。
出来る事など、 いや、 想いを注ぐ意思など、 俺には無い。
---------- References Aug.06 2008, 「助けに成ったと想って居るのですか」 Oct.12 2008, 「割って終えば良かったでしょうか」
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2008年10月30日(木)
---------- History
2007年10月30日(火) 本来の姿を見失いましたか 2005年10月30日(日) おまけが在れば良いのでしょうか 2004年10月30日(土) 恩返しは嫌いじゃ無いのですか 2003年10月30日(木) 重ねる唇に潜んで居るのですか
< 割って終えば良かったでしょうか >
祈念の贈物には、 互いの想いが煮詰まって居るから。
想いの絶えた後。
時に、 其の想いを持て余して了う。
喰らって終え。
喰らって終え。
疵を鎧で固め、 瓶に掛けた手に力を込めると。
何かが弾ける、 乾いた音がした。
繋がりの断たれた、 其の日に。
此の手で封切った、 果醤の瓶。
水路から託された筈の、 想いを、 煮詰めた甘味は。
殊更、 憎たらしい。
何の因果だ。
「私の誕生日なんだよ。」 「小坊主の誕生日のは無かったんだけれど。」
其処に記された、 期限は。
祝う事の無くなった、 誕生日の刻印。
---------- References Oct.10 2008, 「不安は其処だけの物ですか」
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2008年10月12日(日)
---------- History
2005年10月12日(水) 行きたい理由は想いでしょうか 2004年10月12日(火) 鎧の中を預けてみませんか
< 不安は其処だけの物ですか >
何の接点も有さぬ、 嘗て、 平行線で在った時分から。
其の身を、 案じ、 視続けて来たのだから。
其処に、 交点を生じた今。
其の存在を、 感知出来ぬ筈は無いのだ。
案じた文に、 決して応えぬ電信。
其の答えは、 唯、 二つしか無い。
前者では無い事を案じながら。
一方で、 後者では無い事を希う。
迷路の様に張り巡らされた、 其の水路に溺れ。
途方に暮れた。
其の身に、 悪しき事柄が在ったか。
其れとも。
想いが潰え、 或いは、 別の想いに触れて居るのか。
不安を覚え、 想い続ける身は。
其処だけじゃ無く、 此処にも、 居るのだけれど。
水路からは、 何の波も返って来ないね。
---------- References Sep.20 2008, 「描いた画より綺麗でしょうか」
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2008年10月10日(金)
---------- History
2004年10月10日(日) そろそろ禁区でしょうか 2003年10月10日(金) 何故冬が浮かぶのでしょうか
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