雲間の朝日に想うこと


< 重ねる唇に潜んで居るのですか >


触れる度に電気の走る、
キス。

快楽中枢を直接弄られる様な、
キス。



其の魅惑的な甘さに囚われ、
何度も何度も唇を重ね。

其の破滅的な衝撃で、
自身と、
相手とを、
共に傷付けるキス。




痛みを内包するキス。







この時期になると、
己に潜んでいる小悪魔が、
姿を見せ始める。


今年もそろそろ、
顔を出すんだ。












唇が触れるか触れないか。

必ず、
あの距離で発動する、
衝撃を。



貴女とのキスでは、
未だ経験していないんだね。












静電気と言う小悪魔の悪戯を。


2003年10月30日(木)


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小坊主
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