自身の、 未踏の地に。
興味を、 憧れを、 羨望を、 抱く事は。
何ら、 不思議な事では無いから。
画面から流れ出る、 其の風景を。
二人の手に収めようと、 希う事は。
自然な想いだけれど。
寄り添う想いの、 起源は。
飽く迄、 別の場所に在るのだ。
芯に、 想いに満ち溢れた、 言葉なら。
必ず、 此の手にして魅せるのに。
「英語勉強してアメリカに行こうかな!」
とある食事処の、 中庭を、 賑わす葡萄を。
収穫し、 葡萄酒へ仕込む、 其の姿は。
其の、 姫の言葉の通りに。
素敵な、 風景だけれど。
姫の瞳の、 其の輝きには。
「あのさ。」 「店員が格好良かったから行きたいんでしょ?」
「なんでバレるのよ!」
不必要な意思が、 宿り過ぎて居るんだよね。 |