夢と、 現と。
虚と、 実と。
其の境界は。
果たして、 如何なる基準で定められるのだろう。
其の差異は。
明確に、 区分されて居る様に視えて。
本当は。
同一の空間に、 生き付いて居るのかも知れない。
個の、 内なる想いを映す事に。
何方も、 差異は無いのだから。
あの子から。
「ちょっと出かけて来るね。」
不思議な言の葉が、 ふわりと、 浮かぶ。
明確な意志と。
明確な目的意識。
動ける筈の無い、 其の身体で。
出掛けるは。
帰って来ると対だからね。
---------- References Mar.27 2016, 「命を否定する懇願を是認出来ますか」 Feb.12 2016, 「望まぬ目先を謀るのですか」
|