雲間の朝日に想うこと


< 最内に触れた証拠でしょうか >


其の周囲には。

少なくとも、
幾層かの殻が備え在るから。


其の、
核の想いの、
一部分ですらも。

此の手に感知する事は、
簡単では無い。




其れ故に。




少しずつ、
少しずつ、
想いを紡いでは。

其の殻を、
一枚、
一枚、
脱がせて。



最内層に、
想いを穿った心算なのに。












届いたと想った、
其の、
更に内側から。

未だ、
想いが噴き出して来る。
























恐らくは、
殆ど最外層にしか触れて居なかった、
此れ迄を。

嘲笑うかの様に。




記憶とは、
振る舞いとは、
懸離れた。


あの子の、
芯が診得て出た。


























 「今日のチケットは貼って保存して置くの。」
 「専用のノートにね。」



そんな風に、
純粋に、
雄を想う人だったんだね。

あの子は。





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References
 Jun.02 2011, 「過去の真が垣間見えますか」







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2011年06月20日(月)


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History
2008年06月20日(金) 遠避けて了うでしょうか
2006年06月20日(火) 祈念の紅は消えたのでしょうか
2005年06月20日(月) 愛着の続く場所なのでしょうか
2004年06月20日(日) 彼女の何を知る雄でしょうか
2003年06月20日(金) 受け入れぬ想いを押し付けるのか
2002年06月20日(木) 償うふりが出来ますか





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