雲間の朝日に想うこと


< 祈念の紅は消えたのでしょうか >


互いを結う、
其の絆へ、
より強固な耐力を、
加える為に。


互いの間に。

幾つかの決め事を、
時に、
設けるけれど。






其の決め事が、
崩れ落ちる時は。





決め事を、
不要とする迄に。

絆が、
育った時なのだろうか。




其れとも。

絆が裂け始める、
其の時なのだろうか。













節目節目を彩る、
其の紅は。

互いの決まり事で、
在り続けると。


そう、
勘違いして居たのかも知れない。

















 「記念日の葡萄酒買って来たの?」

 「え?」
 「あ、忘れてた!」

 「本気かよ・・・」

 「土曜だから呑もうと。」
 「そう思って買ってきたんだけれど・・・」

 「良いよ。」
 「呑んじゃおうよ。」








呑みたい時に呑めば、
其れで良いのだと。

理解在る振りをして、
口に出した言葉は。




本当は、
自棄に成った言葉だと。


姫には、
通じないのだろうな。

















記念日には必ず在った筈の、
紅い葡萄酒が。

食卓から、
初めて消えた。





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References
 Jun.19 2005, 「時のみが知る応えでしょうか」
 Sep.07 2004, 「今年も繰り返したのでしょうか」







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2006年06月20日(火)


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History
2005年06月20日(月) 愛着の続く場所なのでしょうか
2004年06月20日(日) 彼女の何を知る雄でしょうか
2003年06月20日(金) 受け入れぬ想いを押し付けるのか
2002年06月20日(木) 償うふりが出来ますか





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