雲間の朝日に想うこと


< 遠避けて了うでしょうか >


其処に、
確乎たる想いは存在して。

切に、
切に、
互いの幸を、
願い逢って居るのだけれど。



其処に在る、
確乎たる行為は。

寧ろ、
其の希う想いの具象化とは、
懸け離れて居る。










彼方に、
其の身体は在って。

永く、
永く、
其の姿を、
観続けて来たのだけれど。






眼前に在る、
其の身体へ触れる事は。



観続けた想いの、
具象化から。

其の身体を、
牽き契る事に他ならないのだ。























 「気持ち良いよ。」

 「俺も。」














腕の内に組み伏せた、
水路の街の人を。

一歩、
一歩、
深みへ惹き込んで行く。




願い続けた幸せの形と、
自身の行為は、
対極に位置すると。


警笛を、
鳴らし始めた左胸の、
痛みに。



一瞥をくれて。






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2008年06月20日(金)


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2006年06月20日(火) 祈念の紅は消えたのでしょうか
2005年06月20日(月) 愛着の続く場所なのでしょうか
2004年06月20日(日) 彼女の何を知る雄でしょうか
2003年06月20日(金) 受け入れぬ想いを押し付けるのか
2002年06月20日(木) 償うふりが出来ますか





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