三楽の仕事日記
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2012年12月14日(金) 教育懇談会で「鍛える」が話題に

 校門に立っていると、五島先生から授業参観と指導の依頼。こんな嬉しいことはない。快諾。

 朝の打合せでは、トンネル天井崩落を例にして、長年ノーチェックのままで例年どおりというものがある。崩落を起こしては大変なので来年度開始までに見直します、と宣言。

 1時限目は参観依頼を受けた授業。「命」にかかわる道徳授業で願ったり叶ったり。暮れの海部地区養護部会での授業ヒントになりそう。

 授業は五島先生だからこそというもので、教師の経験に基づいた話は生徒をグイグイ引き付ける。まさに野口芳宏先生が言われるところの担任道徳。

 2時限目には、校長室でさっそく授業談義。資料を選定した理由など、授業設計の根幹をなす教師の思いを聞く。明確な思いがあるからこそ、あのようなインパクトがある授業ができあがったと納得。より授業の質を高めるための授業技術をレクチャー。

 3時間目は数学授業参観。先日購入したiPadminiとカメラ持参。教科書に掲載された定義を説明している場面で、生徒にぶつけてみたい発問が浮かび、教科担任には申し訳ないと思いつつ、つい介入(笑)。

 一気に盛り上がり、「終わりよければすべて良しですね」という子どもらしい発言あり。その後、「対応する点はいくつあるか」と問う。僕は数を問うのは、学びを深める定石発問だと考えていて、子どもの反応はまさに予想した通り!

 職員室に戻り、さきほどの発問の原点となった定義について数学科の職員と協議。これまで曖昧にしてきたなと自覚。

 給食後の休憩では駅伝部の集まりに参加。というのも机上に配付された駅伝部通信の内容に目を通し始めたら釘づけになったからだ。ぜひ学校HPに掲載したいと思い、大久保先生が生徒に語る姿を撮りたいと思っての参加。

 市役所へ移動。教育委員会、事務局、小中学校長による教育懇談会に出席。テーマは9月に導入されたデジタル教科書の活用状況や今後の整備状況の在り方について。各校長が自校の実態を報告後に懇談。

 僕は教育の情報化に関する懇談会委員であったことから、まず国の状況報告から始めて、大阪市を例にとり、小牧市がいかに恵まれた状況であるかということ、ICTがますます発展することを踏まえて、情報モラル教育を含めて学校教育が取り組んでいかなければならないこと、そして、かしこい市民を作っていく必要があること、生涯学習の視点も必要ではないかということ、最後にこれだけ充実してきている小牧市のICT環境をさらに発展させるためには新たな組織が必要ではないか、と提案。

 最後に教育委員一人ずつから感想やご意見をいただく。ここでちょっとびっくりするコメント。

 「小牧中へ学校訪問をしました。その折に玉置先生は「鍛える」と言っておられました。大いに期待しています」とわざわざ指名をされてのご発言あり。

 今日の教育懇談会は、「デジタル教科書」より「鍛える」という言葉を取り上げていただいた方が印象に残り、学校へ戻るなり、さっそく教頭さんらに報告。

 校長室で、本日、iPadminiに保存した授業映像をもとに若手にレクチャー。子どもの発言を生かすための板書について。 

 今週中にやり終えておこうと思っていた事項について集中。今日も19時30分ごろまで執務。帰宅しても来年度構想があれこれ浮かび、心落ち着かず(笑)。
 


2011年12月14日(水) 春日井市立出川小学校へ
2010年12月14日(火) 校長面談2日目
2009年12月14日(月) 学習指導要領講習会
2008年12月14日(日) まなび創造館で菊之丞&花丸落語を楽しむ
2007年12月14日(金) 教育長へレクチャー
2006年12月14日(木) 挨拶のひろがり報告あり
2005年12月14日(水) 再び挑戦!
2004年12月14日(火) 卒業文集に寄せて
2003年12月14日(日) 駅伝&小牧落語を聴く会