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2015年03月23日(月) |
「自衛隊、他国軍の防衛も 安保法制、自公が合意 」←どの世論調査を見ても集団的自衛権に反対の方が多いというのに。 |
◆記事1:自衛隊の海外活動拡大=安保法制、自公が合意−5月に国会提出(時事通信 3月20日(金)15時50分配信)
自民、公明両党は20日、安全保障法制に関する協議会で、新たな安保法制の方向性をまとめた文書に正式合意した。
集団的自衛権行使を認めた昨年7月の閣議決定に沿った安保法制の全体像が固まった。
政府は、合意文書を基に法案を作り、今国会に関連法案を一括提出する方針。
成立すれば、自衛隊による他国軍の後方支援など海外活動は拡大し、日本の安保政策の大転換となる。
安倍晋三首相は20日の参院予算委員会で、法整備に関し
「国民の理解が不可欠で、自衛隊が行動していく上では、さらに国民的な支持が必要だ。
今後とも国民に丁寧に、真摯(しんし)に説明していきたい」と述べた。
「専守防衛を今後も維持していくことに変わりはない」とも強調した。
与党は4月半ばに協議を再開し、政府が示す法案要綱の審査に入る。
政府は大型連休前に与党の了承を取り付け、5月半ばに法案を提出したい考えだ。
合意文書は、公明党が求めていた、「国際法上の正当性」「国民の理解と民主的統制」「自衛隊員の安全」を
それぞれ確保するとの3原則を、冒頭に明記。その上で、
(1)武力攻撃に至らない「グレーゾーン」事態への対処
(2)日本の平和と安全に資する活動を行う他国軍に対する支援
(3)国際社会の平和と安全への貢献
(4)集団的自衛権行使を含む憲法9条の下で許容される自衛の措置
(5)邦人救出などその他の活動―の5分野で方向性を示した。
◆記事2:集団的自衛権、賛成3割・反対5割 本社世論調査 (日本経済新聞 2015/3/22 22:00)
日本経済新聞社とテレビ東京による20〜22日の世論調査で、集団的自衛権の行使を可能にするための関連法案について、
今国会での成立に「賛成」は31%にとどまり「反対」の51%を下回った。
政府・与党は5月に関連法案を提出して今国会での成立を図るが、依然として慎重論が根強い。
自衛隊の海外での活動の拡大に関しては賛否が拮抗した。
◆記事3:自衛隊の海外活動拡大、反対52% 朝日新聞世論調査(朝日新聞3月17日(火)4時18分配信)
朝日新聞社は14、15の両日、全国世論調査(電話)を実施した。
自衛隊の海外派遣の制限を緩めたり、米軍など他国の軍隊への後方支援をしやすくしたりして、
自衛隊の活動を拡大することについて聞いたところ、
「反対」は52%で、「賛成」の33%を上回った。
◆記事4:<世論調査>安保関連 今国会成立反対52%、賛成34%(毎日新聞 3月15日(日)22時14分配信)
毎日新聞は14、15両日に全国世論調査を実施した。
集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法案を今国会で成立させる政府の方針について尋ねたところ、
反対が52%で、賛成は34%だった。
一方で法案をめぐる議論の内容については「知らない」が56%で、「知っている」は38%だった。
政府の説明が十分浸透していないことがうかがえる。
◆コメント:問題外です。
何度も書いているとおり、そもそも昨年、閣議決定で解釈改憲を行い、集団的自衛権の行使は可能になる、
という根本から間違っています。
日本の集団的自衛権の行使に関しては、1983年、角田礼次郎内閣法制局長官が衆議院予算委員会で、
集団的自衛権の行使は憲法改正でなければできない
と答弁し、安倍晋三氏の父、安倍晋太郎氏(当時、外相)が、
長官が述べた通りだ
と発言しています。歴代内閣は全て角田答弁を踏襲しています。安倍晋三氏がこれをどうしても変えなければならない必然性がない。
そもそも、自衛隊をとにかく海外に出動させたがっていますが、
(1)武力攻撃に至らない「グレーゾーン」事態への対処
(2)日本の平和と安全に資する活動を行う他国軍に対する支援
(3)国際社会の平和と安全への貢献
(4)集団的自衛権行使を含む憲法9条の下で許容される自衛の措置
(5)邦人救出などその他の活動
こんなもの、どうにでも解釈できて、要するに後方支援だろうが、平和貢献だろうが、こちらの言い分で
日本の自衛隊が外へ出て行き、どうせ武力を行使できるように、安倍晋三氏はしたいのでしょうが、
完全に今の憲法9条の趣旨を逸脱しているし、国民は何のことやらわからず、反対している。
5月中に法案提出、強行採決なんて言ったら、目も当てられない。
自民党に投票した人。
安倍は元から、憲法を変えて、戦争が出来る国にしたがっていたのに、
その自民党を勝たせて、今頃、騒いでも、遅いのです。
一体どうしてくれるんですか?
自民党案はあまりにも曖昧すぎて、自衛隊の海外派遣の機会を無限に拡大しようとしています。
実質改憲したのと同じつもりで、安倍晋三は話してます。
ここまで具体的に衆院選前には言っていなかったのだから、
どうしてもやりたいなら、解散総選挙で、民意を問うべきです。
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