JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:邦人救出で武器使用可能に…政府、法整備検討(読売新聞 2月19日(水)3時10分配信) 政府は、在外邦人救出のための自衛隊派遣に関する新たな法整備の検討に着手した。 ◆コメント:邦人救出のため、の大義名分のもと、自衛隊の武力行使を既成事実化しようとする姑息な目論見です。 この話が前回、新聞記事になったのは、「現代のベートーヴェン」、佐村河内守氏の問題で世間が騒いでいたときです。 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 ですから、安倍政権は、きっと 邦人救出が目的なのだから、『国際紛争を解決する手段としての武力の行使』ではない。 ということでしょうが、兎にも角にも日本は、戦後70年間、実は世界有数の実質的には武力をもちながら、 ただの一度も海外で弾を撃って、他国の人を殺したことはない、ということは日本人が考えるよりも、 遙かに高く評価されていることが、英語の新聞雑誌を読むとわかります。 それを、安倍首相は「悪いこと」「恥ずかしいこと」と思っているようですが、人を殺さないことが、 恥ずかしいこととは到底思えません。 とにかく、安倍氏は海外での武力行使という既成事実を「演出し」てでも創りだして、 実際に海外で武力を使ってしまったのだから、これが憲法違反にならない為には、解釈改憲か新憲法にするしかない という方向に持っていきたいのです。 安倍首相が実は、国民の生命など重視していないのは、今日もなお、首相官邸がある東京都の西の外れ、 檜原村と奥多摩町では、137世帯、244人が孤立しているのをはじめ、 関東甲信全体では、2,000世帯余が孤立しているというのに、安倍氏に切迫感が見えません。 本当は国民の命など余り関心が無いクセに、憲法改悪(私には「改正」にみえません)の為には、 なんでも使える「材料」は使うつもりでいるのでしょう。憲法を変えた宰相として、 歴史に名を残すのが、彼の人生の最大の目的のようです。 残念ながら、衆参両院ともに与党が過半数ですから、強行採決も簡単です。 また、メディアが報道する法案は、全体に比べれば本の一部です。 内閣法制局のサイトに、 第186回国会での内閣提出法律案(件名) が、あります。その一番上、 183回国会からの継続案件 公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律の一部を改正する法律案 が、所謂「共謀罪」です。こういう所を国民がウォッチしていないから、 「いつの間に?」というように、あたかも突然法律が成立したような印象を受けるのです。 皆、こういうことを知らなさすぎます。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年02月19日(土) 【音楽】世の中知らないことばかり。「白鳥の湖」のコンマス・ソロ。他。
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