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2004年02月19日(木) |
「<劣化ウラン弾>イラク戦争で米軍使用、オランダが認める」これでも、自衛隊を派遣しろ、というのは、どういう論理? |
◆記事:<劣化ウラン弾>イラク戦争で米軍使用、オランダが認める
オランダのカンプ国防相は17日、オランダ軍や自衛隊が展開するイラク・サマワ付近で、イラク戦争の際、米軍が劣化ウラン弾を使用したことを正式に認めた。コソボ紛争などで使われ、白血病などとの因果関係が問題になっていたが、国防相はこれまで「米軍の情報によれば劣化ウラン弾は使用されていない」と説明していた。(毎日新聞)
◆コメント:知っていて、自衛隊を送り込みやがったな?小泉!
私は、何が腹が立つといって、政治家が自衛官(=基本的人権を保障された、日本国民)を、国際政治と国内政治の道具、駒としてしか、見ていないからである。自衛隊が派遣される前に、去年の8月から14回か15回、現地調査団がイラクへ行ったのであり、当然、劣化ウラン弾のついても知っていた筈である。調べないわけがない。この点は昨年11月28日に書いたが、今になって、遂に、公に知られる事になった。劣化ウラン弾とはなにかについても、過去に書いたので、お読みいただければ、ありがたい。
この事実を知りながら、自衛官に知らせずに、サマワへの派遣を命令した小泉君と、石破君は、もしも、自衛官が、放射能の影響により健康を害した場合、どうするつもりなのだろう。はっきり言って、取り返しがつかないことをしているのである。首相を辞める、防衛庁長官を辞める、では、済まされない。昔なら、切腹だよ?間違いなく。
話がそれるが、石破防衛庁長官のことを調べていたら、この男は無類の軍事オタクであることを知った。戦闘機や爆撃機、軍艦、戦車のプラモデルをいい年をしてつくりまくり、今の長官室にまで、所狭しと並べてあるのだそうだ。
個人がどのような趣味を持とうが、他人に迷惑をかけなければ良いではないか、と言われれば、そのとおりなのだが、この男の場合、問題である。
軍事オタクが防衛庁長官になってはいけない。下手をすると、軍人より好戦的になりうる。ゲーム感覚だからだ。石破君が、記者会見で話すときの何か、物に憑かれたような表情は本当に不気味である。多分、部下である自衛隊をイラクへ派遣したことも、石破君にとっては、「ゲーム」なのだ。自分は選挙のときに母親を遊説に付き合わせるマザコンが、他人様に、命を賭けよと、命じているのだ。たまったものではない。
軍事オタクに欠けているのは、想像力である。実際に陸上自衛隊に自爆テロが突っ込んだら、人間の脳みそがとびちり、腕や足を吹き飛ばされた人間が、のた打ち回って苦しむのだ。そういう想像力がないから、平気でイラクへ行け、命じる事ができるのである。恐ろしい事である。
マスコミは情報統制のためだろうか、サマワで劣化ウラン弾が使われていたという、この大変なニュースを殆んど取り上げない。いやだね。日本が本当に、戦時体制になってきている。この重大さに、みなさん、気がついてください。
2003年02月19日(水) 北朝鮮がミサイルを発射した場合の政府対応って、すごいよ。1発目が着弾するまでは、見ているのだそうだ。